「製図論」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目:
{{wikify}}
 製図とは、設計者の描いた施設の像を、形状・寸法・仕様等を明らかにし、図面として客観化することである。設計は設計者が意図的に施設の具体的な形を創り出していくことであり、製図は設計図を作るため、頭の中に描いた施設の具体的な形を製図規範に従ってあらわすことである。それゆえ製図は設計者の描いた設計像を表現するという設計の一側面であると理解しなければならない。
 モンジュらによって画法幾何学と名付けられた製図技法は、モンジュが「画法幾何学の任務は二つある。第一に、長さと幅との二次元しかもたない紙の上に、長さ、幅、高さの三次元をもつ空間図形を、厳密に定義できるものとして写すことである。」(「画法幾何学」1795年に出版)というように、立体的なものを平面に表す方法である。