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また、何度も仏教排斥を求める上奏文を上り、「文飾妖幻の教」である仏教が人民を妖惑しており、国家にとっては百害あって一利もない存在であるため、直ちに廃毀すべきことを求め続けた。甚だしきに至っては、その臨終前にも再びその諸子に誡告を与え、くれぐれも妖幻の教を学ぶことのないように言い残している程である。
 
彼は[[魏晋南北朝]]以来の排仏の論を集めて『高識伝』10巻を撰しているが、この書は早くに亡佚してまい、[[道宣]]の『[[広弘明集]]』に批判的に収録された形で見られるのみである。彼の排仏論は、『[[旧唐書]]』巻79の本伝、『広弘明集』、『[[全唐文]]』中に収録されている。
 
傅奕の名は正統[[道蔵]]に収録されている『[[老子道徳経|道徳経]]古本篇』の編者としても残されている。