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'''Maximum Transmission Unit''' (MTU)は、ネットワークにおいて1回の転送(1[[パケット|フレーム]])で送信できるデータの最大値を示す伝送単位のこと。
 
MTUの値は利用される通信メディアや[[カプセル化 (通信)|カプセル化]]の有無などによって変わるが、たとえば[[イーサネット]]では最大1,500[[バイト (情報)|バイト]]([[8ビット|オクテット]])が[[Internet Protocol|IP]]通信に利用できる。[[Point-to-Point Protocol#PPPoE|PPPoE]]を使うとカプセル化のために8バイトを使うため、1,492バイトとなる。[[Wide Area Network|WAN]]ではさらに別の制約が入る場合もあり、たとえば[[東日本電信電話|NTT東日本]]および[[西日本電信電話|NTT西日本]]が提供する[[フレッツ]]シリーズのIP網は1,454バイトとなっている<ref>{{Cite web
|date=2009年4月20日
|url=http://www.flets.com/pdf/ip-int-flets-1.pdf
|title=IP通信網サービスのインタフェース 第一分冊 (第6版)
|format=PDF
|publisher=東日本電信電話株式会社
|accessdate=2009年9月13日
}}
</ref>。
 
== Path MTU Discovery ==
前述のとおり、MTUは通信メディアやカプセル化の有無などによって変わる。このため、[[パケット]]を中継していく途中でMTUの小さな経路に遭遇する可能性がある。Internet Protocol(IP)のような上位層は通常、パケットの分断・統合を行うことで、MTUを超えるパケットを転送する。しかし、このようなパケットの再構成は通信パフォーマンス低下の原因となるため、分断化の起こらないパケット長がわかっている場合は、あらかじめパケット長を制限して送信するという考え方もある。逆に、必要以上に短いパケット長に制限することは、パケット数を増加させ、またネットワーク帯域の使用率を低下させることになる。
 
IPではRFC 1191で規定されるPath MTU Discoveryを使うことで、終端まで分断化を行わずに転送できるMTUを動的に検出できる。これは、通信に先立って分断化を禁止した[[Internet Control Message Protocol|ICMP]]パケットを送り、エラーにならない最大サイズを検出するという手法である。
 
ところが経路上の[[ルーター]]や[[ファイアーウォール]]の設定によっては、Path MTU Discoveryが使用できず、タイムアウトするなどの問題が発生する。典型的なケースは、ICMPに応答せず破棄してしまうような設定で、Path MTU Discovery Black Holeと呼ばれる。主な問題と対応策はRFC 2923にまとめられている。
 
== 脚注 ==
{{reflist}}
 
== RFC ==
* RFC 1191 - Path MTU Discovery
* RFC 1981 - Path MTU Discovery for IP version 6
* RFC 2923 - TCP Problems with Path MTU Discovery
 
== 関連項目 ==
* [[Maximum Segment Size]](MSS)
 
{{Internet-stub}}
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