「確率微分方程式」の版間の差分
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典型的には、''B<sub>t</sub>'' (''t''≧0) を、 ''B''<sub>0</sub> = 0 を満たす連続時間一次元[[ブラウン運動]]([[ウィーナー過程]])とするとき、積分方程式
を
の形に略記したものを、確率微分方程式という。
上記方程式は、連続時間の確率過程 ''X''<sub>''t''</sub> の振る舞いを、一般の[[ルベーグ積分]]と伊藤積分の和で模している。
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以下の確率微分方程式、
は重要な例であり、この解を'''幾何ブラウン運動'''(きかぶらうんうんどう、英:geometric Brownian motion)という。
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''T'' > 0 とする。
{{Indent|
}}
は可測関数で、適当な定数 ''C''、''D'' が存在し、
任意の ''t'' ∈ [0, ''T'']、任意の ''x'', ''y'' ∈ '''R'''<sup>''n''</sup> に対し、次の 2 条件を満たすとする。
{{Indent|
}}
ここで、
{{Indent|
}}
である。
確率変数 ''Z'' は、{''B<sub>s</sub>''}<sub>''s''≧0</sub> により生成される [[完全加法族|''σ'' 加法族]]と独立であり、かつ、
{{Indent|
}}
を満たすとする。
このとき、確率微分方程式、
{{Indent|
dX_{t} = \mu (X_{t}, t) dt + \sigma (X_{t}, t) dB_{t} \ , 0 \le t \le T
</math><br />
}}
は、以下の 2 つの性質を有する ''t'' に関して連続な解
<math>X: (t, \omega) \mapsto X_{t}(\omega)</math>
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