「生体膜」の版間の差分

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==歴史==
[[1935年]] DanielliとDavsonによって『細胞膜は'''[[脂質二重層|脂質の二重層]]'''からなり、[[疎水基]]([[炭化水素]])は膜の内側へそれぞれ配向して、外側はタンパクによって被覆されているというモデルを提唱した。
 
[[1960年]] Robertsonによって観察された'''三重層'''構造([[親水基]]、疎水基、親水基の順)がすべての細胞の細胞膜、核、ミトコンドリア、ゴルジ体など膜を有する器官に存在することを指摘し、この三重層を'''単位膜'''('''たんいまく''')と呼称した。この三重層はDanielliとDavsonの提唱したモデルと一致するとも予想した。
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このモデルは脂質の配向のみならず、膜タンパクの疎水部分は膜の内側に、親水部分は膜の外側に配置されるということも支持する。また、その挙動は完全に固定されたものではなく、タンパク自身が移動することはおろか膜内における[[コンフォーメーション]]変化をも支持しており、これらの現象は[[一分子細胞生物学|一分子観測]]などの技術を用いて観察されている。
 
膜の流動性メカニズムについては[[脂質二重層]]を参照。
 
==関連用語==