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『'''怪盗クイーンシリーズ'''』(かいとうクイーンシリーズ)は、[[講談社]][[青い鳥文庫]]より[[2002年]]から刊行されている、[[はやみねかおる]]による[[冒険小説]]シリーズ。2009年現在、既刊6巻。
『いつも心に好奇心(ミステリー)!』でデビューした[[怪盗クイーン]]の物語
▲== 人物 ==
===パーソナルデータ・外見===▼
;クイーン▼
:本作の主人公。[[蜃気楼]](ミラージュ)の異名を持つ神出鬼没な[[怪盗]]。国際刑事警察機構の資料によれば、体重30-150kg、身長150-200cm(共に推測値)。性別、年齢ともに不明。肌と瞳の色も不明。さらに国籍も不明ではあるが、主に[[フランス語]]を使用している事からフランス語圏の人間ではないかと思われる。変装の名人で、顔だけでなく身長や体型も変えることができ、各国の文化、言語、風習を理解し、また、様々なものを刃物を使わずに素手などで切断できる格闘技を身につけている。実際は、あふれるような長い銀髪で、目はかすかに灰色がかった瞳であり、肌はぬけるように白い。顔は神の美しさを持つといわれ、身長は180センチを超えている(「怪盗クイーン、仮面舞踏会にて」より)。性別と年齢はやはり不明(ただし「怪盗クイーンはサーカスがお好き」の裏表紙には‘彼’と書かれ、またMr.とよばれることもある)。作品中で先祖が[[日本人]]であるかのような記述がされており、「[[名探偵夢水清志郎事件ノート]]」シリーズの大江戸編に登場する「怪盗九印(ゐつ)」が先祖であると思われる。
:*'''性格'''
:人生に必要なのはC調と遊び心、と言い切る非常に気まぐれな[[快楽主義]]
:普段は超ド級巨大[[飛行船]]トルバドゥールでパートナーのジョーカーと、日本の倉木研究所から盗み出した[[人工知能]]RDと共に暮らしている。かつては[[中国]]の奥地で師匠である怪盗アンプルールの元で修行した。怪盗アンプルールには友達と言われている。因みにクイーンにトルバドゥールの設計図を渡したのも怪盗アンプルールである。犯行前に必ず予告状を出し「怪盗の[[美学]]」に従って行動する。クイーンの言う、怪盗の美学はジョーカーやRDに理解されていない夢水清志郎と『いつも心に好奇心(ミステリー)!』『[[オリエント急行]]とパンドラの匣』で共演した。強い自己暗示により変装することもある。緊急時に暗示を解くキーワードは「チェックメイト」。基本的には「おまえは怪盗クイーンだ」と30分暗示をかける。ジョーカーに避けられている。ジョーカーに冷たくされるとジョーカーの昔の写真に、「昔は素直で優しい子だったのに・・・。」と、話しかける癖がある。クイーンからすれば、ジョーカーもRDも友達であるが、「ぼくは仕事上のパートナーです。」「わたしは一介の人工知能にすぎません。」と冷たくされている。「私を捕まえられるのは夢水君だけだろう」と断言している。
;ジョーカー▼
:端整な顔立ちで二十歳前後の青年。パーソナルデータは不明。クイーン曰く「親愛なる我が友」だが、本人曰く「仕事上のパートナー」である男性。中国服をまとった黒髪と青い眼の持ち主。少年時代は謎の収容所で「T-28」として過ごした。その経験のせいで今でも笑うことができない。グーコ[[王国]]王女が思いを寄せている。拳法の達人ではあるがクイーンより実力は劣る。クイーンにおやつを取り上げられるスパルタ式の稽古をつけてもらったこともあるようだ。▼
;RD▼
:日本の天才科学者倉木博士の元で開発されていた国防用[[人工知能]]だったが、社会勉強の為「トルバドゥール」の制御システムとなる(表向きはクイーンに盗み出された事になっている)。シリーズを経る度に急速に成長していき、人間味が増しつつある。クイーン曰く「親愛なる友人」だが、本人 (RD) 曰く「一介の人工知能」である。クイーンとジョーカーが唯一頭の上がらない相手。起動させるときのパスワードは「今夜はカレーよ」である。倉木博士の交通事故で亡くなった息子が一番喜ぶ言葉だったと
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[[はやみねかおる]]、[[講談社]]〈[[青い鳥文庫]]〉、既刊6巻(2009年9月16日現在)
▲人生に必要なのはC調と遊び心、と言い切る[[快楽主義]]の持ち主。仕事をしないときは、ソファーの下に入れておいたワインを昼間からがぶ飲みしたり、ソファーで野良猫のノミ取りをしていたり(この趣味は夢水清志郎から教わった)、「対象年齢3歳から」のおもちゃで遊んでいたりと怠けているようにしか見えない。仕事自体も、持論の「怪盗の美学」を引き合いに激しく選り好みをしており、それに合うものでなければ絶対に活動したがらない。基本的に怠慢(半年に3回も仕事をしたから休暇をとりたい、と発言するぐらい)で、パートナーもジョーカーやRDに咎められる事もしばしば。
*『怪盗クイーンはサーカスがお好き』、2002年3月15日発行、ISBN 978-4-06-148577-8
*『怪盗クイーンの優雅な休暇』、2003年4月18日発行、ISBN 978-4-06-148612-6
*『怪盗クイーンと魔窟王の対決』、2004年5月15日発行、ISBN 978-4-06-148651-5
*『オリエント急行とパンドラの匣』、2005年7月29日発行、ISBN 978-4-06-148693-5
*『怪盗クイーン、仮面舞踏会にて』、2008年2月15日発行、ISBN 978-4-06-285002-5
*『怪盗クイーンに月の砂漠を』、2008年5月15日発行、ISBN 978-4-06-285023-0
▲===その他===
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[[Category:怪盗]]▼
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[[Category:はやみねかおる]]
[[Category:日本の小説]]
▲『いつも心に好奇心(ミステリー)!』でデビューした[[怪盗クイーン]]の物語。こちらは推理ものではなく冒険もの。気まぐれな怪盗クイーンがパートナーのジョーカーやRDと共に、華麗に宝を盗み出したり、ライバル達と戦いを繰り広げたりする。
[[Category:2002年の小説]]
▲====主な登場人物====
▲;クイーン
▲;ジョーカー
▲:端整な顔立ちで二十歳前後の青年。クイーン曰く「親愛なる我が友」だが、本人曰く「仕事上のパートナー」である男性。中国服をまとった黒髪と青い眼の持ち主。少年時代は謎の収容所で「T-28」として過ごした。その経験のせいで今でも笑うことができない。グーコ[[王国]]王女が思いを寄せている。拳法の達人ではあるがクイーンより実力は劣る。クイーンにおやつを取り上げられるスパルタ式の稽古をつけてもらったこともあるようだ。
▲;RD
▲:日本の天才科学者倉木博士の元で開発されていた国防用[[人工知能]]だったが、社会勉強の為「トルバドゥール」の制御システムとなる(表向きはクイーンに盗み出された事になっている)。シリーズを経る度に急速に成長していき、人間味が増しつつある。クイーン曰く「親愛なる友人」だが、本人 (RD) 曰く「一介の人工知能」である。クイーンとジョーカーが唯一頭の上がらない相手。起動させるときのパスワードは「今夜はカレーよ」である。倉木博士の息子が一番喜ぶ言葉だったとか。(息子は交通事故で失っている)
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