「都会のトム&ソーヤ」の版間の差分

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はやみねかおる 2007年3月26日10:58(UTC) から一部転記
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[[Category:2003年の小説]]
[[Category:はやみねかおる]]
 
 
=== 都会(まち)のトム&ソーヤシリーズ ===
青い鳥文庫を卒業した少年少女たち向けの講談社YA!ENTERTAINMEMTから刊行されている大人気シリーズ。2006年12月現在、第4作目まで発売されており、累計発行部数は20万部を超えている。どんな状況下でも生還できるサバイバル精神を持ち、平凡で塾通いに追われる毎日を過ごす内藤内人(ないとう ないと)と大財閥「竜王グループ」の跡取りで、学校創設以来の秀才との呼び名が高い知的頭脳派の竜王創也(りゅうおう そうや)を主人公とする中学二年生の青春冒険物語。都会を舞台に、究極のゲームを作るために二人が冒険する様子を描く。個性的な登場人物たちに注目である。
 
====主な登場人物====
;内藤内人
:物語の語り手。毎日のように塾通いに追われている、本人曰く「どこにでもいる平凡な中学2年生」。だが、幼い頃からおばあちゃんに教わった数々の知恵をもとに、どんな状況でも切り抜けられるサバイバル能力を持っている。クラスメイトの堀越美晴に好意を寄せている。将来の夢は小説家。(と言っても、なれたらいいな、と言う程度である)
:創也の冒険に、いつも付き合っている。(付き合わされている?)
:名前は「ないと」なので、「無い・と」、つまり「とが無い」「と無」で、「トム・ソーヤー」のトムから来ている、ということに読者の投書で決まった。
 
;竜王創也
:中学2年生。無口で紅茶好き(主に[[ダージリンティー]]を好む)な内人のクラスメートで、学校始まって以来の秀才といわれている。大財閥「竜王グループ」のひとりむすこでグループの跡取りだが、本人には「世界最高のゲームクリエイターになり、究極のゲームを作る」という夢がある。一見、頭脳明晰・冷静沈着だが、実際には猪突猛進で、よく後先の事を考えずに行動する。その為にいざというときになってピンチになり、最終的には内人頼りになる事が多い。 
:一巻ではクラスの中でも完璧に浮いた存在となっていたが、内人と付き合うようになってからは、それなりに打ち解けるようになってきたようだ。文化祭の時では、口ではいろいろいいながらも、かなり積極的に行動していた。
:外見はハンサムなため、クラスにとどまらず女子からの人気は高い。ただ、本人は恋愛を「ゲームを作る上でのデータ」としか考えておらず、発展する見込みはない。堀越美晴に好意を寄せられているが、クラスメート以上の物ではない。
:学校が終わるとたいていは、「砦」と呼んでいる4階建ての廃ビルで過ごすことが多い。砦の中ではパソコンに向かい、ゲーム作りに関する情報収集など行っている。
:ちなみに創也という名前は、「トム・ソーヤー」の「ソーヤー」からきている、ということに読者の投書で決まった。
 
;二階堂卓也
:竜王グループの社員。創也のお目付け役で、いつも創也を監視している。武術の腕前はかなりのもので、映画会社からも目を付けられている。趣味は転職情報誌を読む事で、夢は「子供に好かれる、やさしい保育士」になる事であるが、本人の周りにいる人に言わせれば絶対無理である。それでも彼は近所のプロボクサーに“シャドー保育”や“保育士拳”付き合ってもらっている(というより付き合わさせている)。乗っている車は、74年型のダッジ・モナコ440。
 
;堀越美晴
:内人と創也のクラスメイト。創也に好意を寄せている。昔から勘が良かったようで、クイズ番組に出たときは9問までほとんど山勘で答えた。内人に好かれているが、全く気にしていない(というか気づいていない)。
 
 
;栗井栄太
:伝説のゲームクリエイター。「第五のゲーム」であるルージュ・レーブを作ったのだが、実は神宮寺直人、鷲尾麗亜、ジュリアス・ワーナー、柳川博行という4人の集団からなっている。創也のライバル的存在。神宮寺いわく「4人揃ってこそ栗井栄太だ」とのこと。第4作目の最後で新しいゲーム、R・RPG「IN塀戸」の試作品を完成させた模様。下記、個人データ掲載。
 
:*'''神宮寺直人'''
::やせて背が高い。年齢は31歳。雑用などを扱う栗井栄太のまとめ役。
 
:*'''鷲尾麗亜'''
::表向きは売れっ子の冒険作家。栗井栄太としてはゲームシナリオを担当。他のメンバーからは「姫」と呼ばれる。作家活動で締め切りが迫ると悲鳴などを上げ、大騒ぎする。常にお菓子を持ち歩いている。
 
:*'''柳川博行'''
::無口な美大生。[[ういろう]]が好き。そのため、ニックネームも「ウイロウ」。ゲーム作成に置いては音楽とグラフィック、アクションシーンなどを担当。二階堂卓也が「自分より強い人」と発言し、実際に内人の前でカップを真っ二つに割っていることからその実力は計り知れない。ちなみにジュリアスによると料理の腕前は超一流。
 
:*'''ジュリアス・ワーナー'''
::小学校六年生の少年。外見は白人だが、国籍や生まれ育った場所は[[日本]]。また日本語以外は話せない。ゲーム作成ではプログラム担当。「IN塀戸」ではゲームの[[デバッグ]]をしていた。なお、彼は小学校へ行く以外の外出時は女装する模様で、女装中は別人格になり、大阪弁を喋る。
 
;内人のお婆ちゃん
:幼い頃の内人に数々のサバイバル知識・精神を教えた人物。その存在はまだ謎に包まれている。