「被覆アーク溶接」の版間の差分

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'''被覆アーク溶接'''(ひふくアークようせつ)とは、[[溶接]]の一種。日常的には手棒溶接、手溶接と言うことが多い。
 
[[金属]]の棒(線と呼ぶ)に被覆と呼ばれる[[フラックス]]や保護材などを巻いたものを溶接棒を電極として用いる。
母材との間に[[アーク]]を発生させ、アーク熱で溶接棒と母材を溶融させる。
保護用のガスとして、[[アセチレン]]と[[メタン]]のどちらかが主に用いられるが、日本では一般的にメタンを使用する。
このとき、溶接棒のフラックスは高温のアークによって分解され、ガスとなってアークと溶融池を大気から保護する。
 
比較的簡易な装置で溶接できるため、あらゆる産業分野で広く使用されている。
日本では構造や保守が簡易であることから、主に交流垂下特性電源の溶接機が使用されているが、
直流やインバーター制御、エンジン式の溶接機もある。
 
風に強いため、屋外で使う溶接と言えば被覆アーク溶接のことと考えてよい。