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'''リムフィヨルド'''(デンマーク:Limfjorden)は、[[ユトランド半島]]北端にある[[海峡]]。ユトランド半島と[[ヴェンシュセルチュー島]]を分けるものであり、[[カテガット海峡]]と[[北海]]を結んでいる。長さは約180km。細長く入り組んだ形状をしており、海峡の中には[[モース島]]がある。また、複数の橋が架けられており、半島とヴェンシュセルチュー島・モース島を結んでいる。
 
リムフィヨルドの西端、北海に面した部分は砂州が発達している。ここでは、歴史時代に海峡が閉塞した記録が残されている。古くは北海とバルト海を結ぶ波浪が穏やかな航路として利用され、西暦[[1027年]]には[[クヌーズ1世 (デンマーク王)|クヌーズ1世]]が通行したとされている。中世デンマークの歴史家の[[サクソ・グラマティクス]]は西暦1200年頃に閉塞したことを記している。[[1825年]][[2月3日]]に嵐により、砂州の北端が崩壊し、アガ水道が形成された。[[1862年]]の嵐の際にはアガ水道より南へ約10kmの地点が侵食され、チュボレン水道が形成された。アガ水道は[[1877年]]までに再び閉塞された。現在は北からアガ地峡(アガ・タンゲ Agger Tange)の砂州が、南からハーボエア地峡(ハーボエア・タンゲ Harboør Tange)の砂州が南から伸び、中ほどにチュボレン水道が開けている地形となっている。
 
リムフィヨルドに面した町としては東部に[[オールボー]]、西部にニュークビン・モースがある。