「セミキャブオーバー」の版間の差分

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[[画像:Nissan Largo 1993.jpg|thumb|250px|right|乗用車におけるセミキャブオーバーの例<br />[[日産・ラルゴ]] ミッドシップ+後輪駆動]]
[[画像:Tbox.jpg|thumb|250px|right|[[三菱・タウンボックス]]<br />ミッドシップ+後輪駆動]]
'''セミキャブオーバー'''(Semi cab over)とは[[自動車]]のスタイルの名称である
 
==解説==
セミキャブオーバーは[[ボンネット]]型と[[キャブオーバー]]型の中間の形態で、ごく短いボンネットを持つ車体形状である。
 
キャブオーバー型は前席下にフロントタイヤが配置されるが、セミキャブオーバー型は、さらに前方の、足先あたりに配置されることが大きな違いとなる。1990年代以降、FF乗用車のコンポーネンツを流用する車種が増えたことと、消費者の衝突安全に対する関心の高まりから、いわゆる[[ミニバン]](ピープルムーバー)においてこの形状が一般的となった。キャブオーバー型の場合、呼び名はその「構造」に由来するが、セミキャブオーバー型では「形態」面での区別であることから、エンジンの搭載位置は必ずしもキャブ下とは限らず、エンジン搭載方向や駆動方式も多様であり、分類上の曖昧さはぬぐえない。さらに乗用車では、発展過程で[[モノスペース]]や[[ワンモーション]]と呼ばれる、滑らかなスタイルが派生した
 
1990年代以降、FF乗用車のコンポーネンツを流用する車種が増えたことと、消費者の衝突安全に対する関心の高まりから、いわゆる[[ミニバン]](ピープルムーバー)においてこの形状が一般的となった。
 
キャブオーバー型の場合、呼び名はその「構造」に由来するが、セミキャブオーバー型では「形態」面での区別であることから、エンジンの搭載位置は必ずしもキャブ下とは限らず、エンジン搭載方向や駆動方式も多様であり、分類上の曖昧さはぬぐえない。
 
さらに乗用車では、発展過程で[[モノスペース]]や[[ワンモーション]]と呼ばれる、滑らかなスタイルが派生した。
 
==キャブオーバー型と比較したメリット==
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==セミキャブオーバーの例==
'''[[===乗用車]]'''===
*[[トヨタ・エスティマ]](初代、エンジンを75°傾けたミッドシップエンジン)
*[[日産・ラルゴ]]
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*[[マツダ・ボンゴフレンディ]]
 
'''[[===商用車]]'''===
*[[トヨタ・ダイナ]](初代~3代目)
*[[トヨタ・トヨエース]](初代~3代目)
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*[[いすゞ・フォワード]](初代)
 
'''[[===軽自動車]]'''===
*[[スズキ・エブリイ|スズキ・エブリイワゴン/エブリイ]]、[[スズキ・キャリイ|キャリイ]](FCシリーズを除く)
*[[ダイハツ・アトレー|ダイハツ・アトレー]]/[[ダイハツ・ハイゼット|ハイゼット]](ハイゼットはカーゴのみ)