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Y tambe (会話 | 投稿記録)
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::* 微生物の事典(2008年、ISBN 978-4254171365)
:- [[利用者:NEON|NEON]] 2009年9月25日 (金) 04:11 (UTC)
 
:とりあえず接尾語の問題について。([[スピロヘータ]]の例だと、分類群以前のらせん菌の総称という側面もあって、またちょっと説明が面倒なので後回しにしますが)例えば「[[サルモネラ]]」と「サルモネラ属」がまるっきり同じものかと言われると、そうとも言いきれないというか……前者は"''Salmonella'' spp."という意味合いが強く、後者は"genus ''Salmonella''"という意味合いの言葉になりますから。なので、もしサルモネラを「サルモネラ属」に改名したとしたら、冒頭定義文自体を変えなくちゃならない(『腸内細菌科の一属(サルモネラ属)に属する細菌』 → 『腸内細菌科の一属』……実は、こういう細かい書き回しの違いまで気を配ってたりするもんで (^^;)。そもそも「微妙とは言え定義が違うものを、同じものとして扱うのは『正確』なのか?」とか言う反論も可能だったりして (^^;
:まぁ実を言うと、そもそもサルモネラもスピロヘータも、単なる「〜属についての記事」ではなく、むしろ、とりあえず「総合記事」というか、大項目主義的に書きはじめ、その中にそれぞれ「サルモネラ属」「スピロヘータ属」についての記載を含めて書いた、というのが実態なのですけどね……。なので、これがもし単に「とりあえず全部、名前だけ○○属にすればいいだろ?!」と言う提案だったら、そんな「雑な」やり方で片付けられては困るなぁ、というところですが……まぁ今回はCrionさん、Salixさん、NEONさんという、専門知識と活動実績があって信頼がおける方々が集まってるので、さすがにその辺りは杞憂になるだろうと思ってます ;-)
::なお[[スピロヘータ]]の場合、(とりあえず属以下、ということにしても)"''Spirochaeta'' spp."と"genus ''Spirochaeta''"だけでなく"spirochaeta (spirochetes)"との違いもあって、実は冒頭文の英語表記にあるように、現在の[[スピロヘータ]]で解説してる主題は一応、このうち最後の"spirochaeta"の方だったりします……。割と似た例だと[[ブドウ球菌]]("''Staphylococcus'' spp.", "genus ''Staphylococcus''", "staphylococci (-us)")もありますが、こっちは概要部分で断りを入れた上で、「ブドウ球菌属」寄りの内容にしています。まぁこれはstaphylococciの説明を[[球菌]]で行ってるという事情があるので、[[らせん菌]]の記事を作ってスピロヘータでも同様の分け方をする、というのであれば特に反対はしません。
:個人的には、これらの記事名をどっちかに統一して固定していかないといけないとなると、「専門的に正しく」書こうとしていくと、却って手間がかかりそうだなぁ、というのが正直なところですね(サルモネラみたいに冒頭定義から見直さないといけないものも出てくるだろうけど、そこらへんを「専門的に正しく書ける」人手がどれだけあるか……文章の推敲が不十分になるだけで、専門的見地から見ると、その改変が「改悪」に成りかねないリスクがあるのだけど、そもそもそれが文書の改悪だということに気付いて修正できる人がどれだけいるか…)。医学に関係してくる細菌には割とこの手のヤツが多いし、さらに例えば(ローカルで書きかけて放置してるセラチアの記事があるのですが)「セラチア属に属する細菌のうち、特にヒトに対して病原性を持つもの」が医科細菌学の分野では単にセラチアと呼ばれる、などのように、例外的な措置を行う必要があるものが、元から多かったりもします。なので例外的措置は認めてもらわないと困るけど、あれもこれも例外、という羽目になって、当初の目的である「統一性」というのが達成できなくなる可能性も高いんじゃないか、と。
:「統一」を目指すのであれば、サルモネラにしてもスピロヘータにしても、どちらも短くていいので「サルモネラ属」「スピロヘータ属」という分類群についての記事を、総合的な記事とは別に分割して作る方が、結局のところは齟齬が少なくなるのではないかと思ってます。英語版がやってるような小項目主義的に、とでもいうか。ただこの辺りはひょっとしたら、特に専門でない人からは、統合提案をだされる可能性もあると思われますので(確か、どこかでは似たような感じで統合された生物記事群もあったような記憶がかすかにあるので)、結果的にどっちが面倒になるかは…痛し痒しかもしれません。
:それからバチルスとバシラスの表記についてですが、戸田新細菌学の新しい版がまだ出てないので、依然として医科細菌学の方ではバチルス表記への変化はあまり進んでません(ご存知の方も多いかもしれませんが戸田新の内容を元にして書かれる専門課程向けの教科書も多いもんだから、医科細菌学系では最も影響力の大きな本の一つなもんで)。次の版ででも、ここらへんがすっきり解決してくれんものかなぁ、と思ってはいるのですけど、どっちが採用されるにしても本文の書き換えが必要になりそうなので、今のところは様子見してます。--[[利用者:Y tambe|Y tambe]] 2009年9月25日 (金) 08:38 (UTC)
 
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