「2タッチ入力」の版間の差分

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かな・英文字表示可能な[[無線呼び出し|ポケットベル]]へ電話機からメッセージを送る際、かな・英文字1文字を送信するため2つの数字の組み合わせで打ち込む方式が国内で多く採用されていた。この文字入力方法をそのまま携帯電話端末で行えるようにしたのが「'''ポケベル入力'''」「'''2キー入力'''」「'''2タッチ入力'''」と表記されるモードであり、このモードで文字入力することを「ポケベル打ち」と言う。
 
携帯電話端末の通常の入力方法(猿打ち)では、1文字を入力するのに1~5回のキー操作が必要であるのに比べ、必ず2回のキー操作で入力できることが特徴であり、入力1~5回のキー操作速いとされていた。しかし、iPhone必要用いられフリック通常の入力方法(猿打ち)に比べ習得が容易で入力速度もポケベル打ちより速いとされており、ポケベル打ちの存在価値が問われている。
 
例えば:「お」と入力する際、トグル入力(かな入力・猿打ち)では「11111」と押して「あ、い、う、え、お」を辿る必要があるが、ポケベル打ちの場合「"あ"行(1)の5番目」という意味の「15」と入力する。<br>
:例えば「けいたい」と入力したい場合、<br>
:*トグル入力では「2222(け),11(い),4(た), 11(い)」と9回押す必要<br>ある。
:*ポケベル打ちでは「24(け), 12(い), 41(た), 12(い)」と8回押しで済む。
 
フルキーボードを搭載した[[スマートフォン]]や、フリック入力が可能な[[iPhone]]なども普及しつつあるが、一般的な携帯電話で汎用的に搭載されているテンキーを使用するポケベル打ちの支持もいまだ根強い。
 
==操作方法==
子音(あかさたなはまやらわ)を選択後、母音(あいうえお)を12345のうちから選択し入力する。
 
ここで注目しておくこととしてすなわち、ポケベル打ちの最初の入力キーは通常の入力で使うキーと同じということである。<br>
例えば「お」と入力する際、トグル入力(かな入力・猿打ち)では「11111」と押して「あ、い、う、え、お」を辿る必要があるが、ポケベル打ちの場合「"あ"行(1)の5番目」という意味の「15」と入力する。<br>
さらにそして、ポケベル打ちの2番目の入力キーは、通常の入力の際にキーを押す総数と等しうことである。<br>
例えば「けいたい」と入力したい場合、<br>
トグル入力では「2222(け),11(い),4(た), 11(い)」と9回押すが<br>
ポケベル打ちでは「24(け), 12(い), 41(た), 12(い)」と8回押しで済む。
 
ここで注目しておくこととして、ポケベル打ちの最初の入力キーは通常の入力で使うキーと同じということである。<br>
さらにポケベル打ちの二番目の入力キーは、通常の入力の際にキーを押す総数ということである。<br>
通常の入力で「2」を「4」回押す場合(この場合は「け」)は、ポケベル入力では「24」と押す。<br>
同様に通常の入力で「4」を「1」回押す場合(この場合は「た」)は、ポケベル入力では「41」になる。<br>
 
さらにまた、ひらがな1文字に対して必ず2キーなので、前の文字に関わらず打ちたい文字だけで確定的に入力できる。<br>
例えば「あい」と「かい」の場合、<br>
トグル入力では「1(あ),→11(い)」「2(か),11(い)」の様に同じ行の文字が続くときだけは矢印キーでカーソルを移動する必要が有るが、<br>
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このため、多くの単語を少ない入力数で入力できるし、実際の入力数以上にリズムよく高速に入力することが可能になる。<br>
但し、文字と数字との対応パターンを記憶するなど、一定の慣れが必要である。この点、iPhoneで採用されたフリック入力は、特に覚えることがなく、ポケベル打ちより速いとされており、ポケベル入力の存在意義が問われている。
 
==現状==