「アナログシンセサイザー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
60.47.138.67 (会話) による ID:26561937 の版を取り消し
36行目:
: 演奏情報を入力する機能。一般的な流れとしては、演奏情報となる電圧をVCOとVCFに、演奏のオン/オフ信号をエンベロープ・ジェネレータに送る。この電圧を受けたVCOは信号が示した音程を発信し、VCFは電圧で指定された音質の加工を行う。一方、オン/オフ信号を受けたエンベロープ・ジェネレーターは、そのタイミングにそってパラメータを起動し、設定された時間的変化をVCAに送って出力を制御する。
 
===変調オプション機能 (変調等)===
上記の基本的な機能に加え、音声変化をより多彩な音響合成を実現するため、機種よって以ような追加機能が存在を提供る機種もある。
; ノイズジェネレーター
: [[ホワイトノイズ]]と[[ピンクノイズ]]を発生する回路。
; リングモジュレーター
: 2つの音声信号を入力して、その周波数の和と差を作り出す。鐘の音のような非整数次倍音を生成する場合に用いられる。
; ポルタメント
: 入力された電圧が変化する際、その変化を連続的なものにする機能。一般的には、キーボードから発した電圧をVCOに送る前に一旦同機能を経由させて、音程が滑らかに変化する様に設定する事が多い。
; ノイズジェネレーター
: [[ホワイトノイズ]]や[[ピンクノイズ]]を発生する回路。機種によってはオシレータの1波形として提供される事もある <span style="font-size:80%;">(Clavia Nord Lead等)</span>。
; サンプル&ホールド
: 任意信号をLFOで周期サンプリングし、ランダム波形を生成する機能。現在ではLFOの1波形として提供される事が多い。
; リングモジュレーター
: 2つの音声信号を入力して、その周波数の和と差を作り出す。鐘の音のような非整数次倍音高調波を生成する場合に目的で使いられる。
<!-- : <span style="font-size:80%;">'''提供機種の例''': モジュラーシンセ全般, EMS VCS3, ARP Odyssey, muSonic Sonic V, YAMAHA CS-80, moog Liberation, Access Virus等</span> -->
; クロスモジュレーション
: オシレータ出力で別のオシレータを周波数変調し、[[FM音源|FMアルゴリズム]]による豊富に高調波を含んだ波形を生成する機能。
<!-- : <span style="font-size:80%;">'''提供機種の例''': モジュラーシンセ全般, ARP Odyssey, SCI Prophet 5, Roland Jupiter 8, Clavia Nord Lead等</span> -->
; オシレータ・シンク
: 複数のオシレータの周波数の同期機能。周期波形の強制リセットにより音色変化を伴うので、音作りに積極活用できる。
<!-- : <span style="font-size:80%;">'''提供機種の例''': ARP Odyssey, moog SL-8等</span> -->
 
これらの他にもオシレーターシンクやクロスモジュレーション等が存在する。モジュラー・シンセサイザーの場合は、これらの回路をパッチ・ケーブルにより各機能ブロックの任意接続が可能なの繋ぎ合わせるため、より柔軟に音声信号に変調をかけることが可能である。
 
===制御の規格===