「ママは小学4年生」の版間の差分

『'''ママは小学4年生'''』(ママはしょうがくよねんせい)は、15年後の未来からやってきた自分の赤ちゃんを小学4年生の少女が育てるという内容の[[SFアニメ|SFファンタジーアニメ]]である。ファンの間では『'''ママ4(ママよん)'''』と略される。[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]の制作で、[[1992年]][[1月10日]]から同年[[12月25日]]まで[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]ほかで放映された。
 
== 概要 ==
[[タイムトラベル#タイムパラドックス|タイムパラドックス]]を基調としたSF作品のヒューマンドラマである。基本的には「天真爛漫な赤ん坊に振り回される子供たちと、その子供たちにさらに振り回される大人たち」という構図のコメディである<!--NOR, APT : が、時折重厚なエピソードが散りばめられ、全体としては家族愛をテーマとする質の高いドラマに仕上がっている-->。[[2007年]]現在、サンライズが女児向けに制作した作品は本作品のみである。<!--NOR, APT : SF作品としての要素は薄いものの、ドラマ性を高く評価され、-->[[1993年]]の[[日本SF大会]]で[[星雲賞]]メディア部門に選出される。
 
本作の放送時間帯である金曜17時枠は永らく[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]制作枠であったが、本作をもって同枠での制作を終了している<ref>金曜17時のサンライズ制作のアニメは同作が終了した3カ月後に[[テレビ朝日]]へ移行(『[[機動戦士Vガンダム]]』開始)。</ref>。
[[2007年]]現在、サンライズが女児向けに制作した作品は本作品のみである。SF作品としての要素は薄いものの、ドラマ性を高く評価され、[[1993年]]の[[日本SF大会]]の投票で[[星雲賞]]メディア部門に選出された。
 
また、同名の[[コミカライズ|漫画]]版が「[[ぴょんぴょん]]」[[1992年]]1月号から、アニメ放映と時期を合わせて連載されていた。作者は[[中森衣都]]。ストーリーは漫画版のオリジナル<!--NOR, APT : で、絵柄も微妙に異なるものだった-->。単行本は小学館「[[ちゃお]]フラワーコミックス」より全2巻で発刊された。
本作の放送時間帯である金曜17時枠は永らく[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]制作枠であったが、本作をもって同枠での制作を終了している<ref>金曜17時のサンライズ制作のアニメは同作が終了した3カ月後に[[テレビ朝日]]へ移行(『[[機動戦士Vガンダム]]』開始)。</ref>。
 
** 富野本作のオープニング・ストーリーボード[[聖戦士ダンバイン富野由悠季]]が担当する<ref>富野が自作以外エンディオープニングでも「裸」絵コンテ用いているも担当したは本作みである。富野がオープニングで「裸」を出したのは今作が初である。</ref>。<!--NOR, APT : みらいが冒頭で「裸」で登場する理由は「赤ちゃんの誕生」をイメージしており、背景の闇は「子宮」を暗示している。後に富野が手がける『[[機動戦士Vガンダム]]』(エンディング第2期)、『[[ブレンパワード]]』(オープニング)、『[[∀ガンダム]]』(エンディング第1期)でも「裸」が出ている為、本OPの影響は大きいと思われる。-->
また、同名の[[コミカライズ|漫画]]版が「[[ぴょんぴょん]]」[[1992年]]1月号から、アニメ放映と時期を合わせて連載されていた。作者は[[中森衣都]]。ストーリーは漫画版のオリジナルで、絵柄も微妙に異なるものだった。単行本は小学館「[[ちゃお]]フラワーコミックス」より全2巻で発刊された。
 
* 本作のエンディングは[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]の『[[ピアノソナタK.545]]』をベースにアレンジされたものである<!--NOR, APT : 非常に優しくゆったりとした、アニメから離れても立派に子守唄として通じる出来になっている。本放送当時特にクラシック音楽による「[[胎教]]」がブームとなっていた。-->
*<!--NOR, APT : 本放送開始当時、『[[少年アシベ]]』([[TBSテレビ|TBS]])のゴマちゃん役でブレイクしたこおろぎが「ゴマちゃんが人間の声をしゃべる作品」と本作品をテレビ雑誌などで紹介され、話題となった(当然こおろぎはこの作品以前にも人間の役の声を多数演じている)。-->
*<!--NOR, APT : 最終回は[[1992年]][[12月25日]]放映に設定され、作中でもクリスマスのエピソードであったが、実は[[12月11日]]に[[報道特別番組]](当時の[[宮沢内閣]]改造に伴うニュース)が入ったため、ずれるはずであった。しかし、日本テレビが気を利かせたのか[[12月18日]]の放送を1時間SPとして第49話・第50話を連続して放送。無事[[クリスマス]]の12月25日にクリスマスのエピソードを放送出来た。-->
* 最終回でみらいはタイムスリップした直後に送り返されるため、未来のなつみは自分の娘がタイムスリップしたことには気づいていない。しかしながら、本編中ではいなくなった娘(みらい)を心配する未来のなつみからの通信が来るシーンが何度かある<!--NOR, APT : ため、この矛盾に対する解釈がファンの間で分かれることとなった。大きく分けると「未来が変わったため、通信をしていた未来のなつみの世界は無かったことに」という説と「通信をおくってきた未来のなつみの世界とは別の未来([[パラレルワールド]])になった」という説の二つ。「1年も過去にいた赤ん坊の成長に母親が気づかないのか」との指摘もある。-->
*<!--NOR, APT : 『ママは小学4年生』というタイトルから、幼い子供が妊娠や出産を経験して本当に母親になる(『[[14才の母]]』や『[[コドモのコドモ]]』のような展開)と勘違いしたアニメファンも多く、関連雑誌での注目度はイマイチだったが、後に口コミで人気が広まっていった。-->
* 放映終了後に小学館から出版されたムック本『ママは小学4年生~みらい絵日記~』でコミカライズ版作家の中森衣都によりその後のが<!--後日談とも言える-->書き下ろし漫画数ページ描かれている。その話の中でみらいの10歳違いの弟、太助が登場する。使用曲は、「[[マジカル頭脳パワー!!]]」の「マジカルアート伝言バトル」で使用される。
 
== あらすじ ==
1992年、水木なつみは小学4年生。両親の都合で[[ロンドン]]に引っ越すことになったが、手違いで一人だけ後から別の飛行機でロンドンに行くことになってしまう。一人で過ごす夜は嵐の夜。震えながらリビングでテレビを見ていると、突然の激しい落雷とともに赤ちゃんが現れる。一体なんのことかと呆然していると、赤ちゃんの荷物のコンパクトから「もしもし……もしもし」という母親らしき人からの声が……する
 
その声はとぎれとぎれで会話もままならないが、その声はなつみ自身で、赤ちゃんは15年後(2007年)の未来から来た自分の子供だということがわかる。ロンドンに行っている間に家の留守を任されたいづみおばさんは子供が嫌いで頼りにならない。なつみは赤ちゃんに「みらい」と名づけ、日本に残り自分が育てるという一大決心をする。
みらいちゃんが起こす騒動に振り回されるなつみだが、喧嘩仲間の大介や親友のタマエとえり子、未来から来た育児アイテム、文句を言いながらも根は優しいいづみおばさんなどの助けもあって、経験のない育児の中でいろいろなことを学んでいく。
 
だがある日、週刊誌ライターに赤ちゃんの存在を嗅ぎ突かれてしまう。マスコミに「10歳のママ」として取り上げられ、なつみの周辺に危機が迫る。折しも自称天才科学者江地さんの[[タイムマシン]]が完成間近となり、[[タイムスリップ]]が起こるのは[[クリスマス]]の夜であることが判明した。マスコミや周囲の大人たちの悪意の中、なつみたちはみらいちゃんを無事に未来に返せるか……
 
{{ネタバレ|スキップ=作動}}
 
**『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』プレイステーション2(2003年9月25日)
初登場はR。Rと2はなつみとみらいのみであったが、 WORLD WARではいづみ、江地も出演した。
 
== 備考 ==
{{独自研究|section=1}}
* 本作のオープニング・ストーリーボードは『[[機動戦士ガンダム]]』などで知られる[[富野由悠季]]が担当。富野が自作以外のオープニング絵コンテを担当したのは本作のみである。
** 富野は『[[聖戦士ダンバイン]]』のエンディングでも「裸」を用いているものの、オープニングで「裸」を出したのは今作が初である。みらいが冒頭で「裸」で登場する理由は「赤ちゃんの誕生」をイメージしており、背景の闇は「子宮」を暗示している。後に富野が手がける『[[機動戦士Vガンダム]]』(エンディング第2期)、『[[ブレンパワード]]』(オープニング)、『[[∀ガンダム]]』(エンディング第1期)でも「裸」が出ている為、本OPの影響は大きいと思われる。
* 本作のエンディングは[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]の『[[ピアノソナタK.545]]』をベースにアレンジされたもの。非常に優しくゆったりとした、アニメから離れても立派に子守唄として通じる出来になっている。本放送当時特にクラシック音楽による「[[胎教]]」がブームとなっていた。
* 本放送開始当時、『[[少年アシベ]]』([[TBSテレビ|TBS]])のゴマちゃん役でブレイクしたこおろぎが「ゴマちゃんが人間の声をしゃべる作品」と本作品をテレビ雑誌などで紹介され、話題となった(当然こおろぎはこの作品以前にも人間の役の声を多数演じている)。
* 最終回は[[1992年]][[12月25日]]放映に設定され、作中でもクリスマスのエピソードであったが、実は[[12月11日]]に[[報道特別番組]](当時の[[宮沢内閣]]改造に伴うニュース)が入ったため、ずれるはずであった。しかし、日本テレビが気を利かせたのか[[12月18日]]の放送を1時間SPとして第49話・第50話を連続して放送。無事[[クリスマス]]の12月25日にクリスマスのエピソードを放送出来た。
* 最終回でみらいはタイムスリップした直後に送り返されるため、未来のなつみは自分の娘がタイムスリップしたことには気づいていない。しかしながら、本編中ではいなくなった娘(みらい)を心配する未来のなつみからの通信が来るシーンが何度かあるため、この矛盾に対する解釈がファンの間で分かれることとなった。
** 大きく分けると「未来が変わったため、通信をしていた未来のなつみの世界は無かったことに」という説と「通信をおくってきた未来のなつみの世界とは別の未来([[パラレルワールド]])になった」という説の二つ。「1年も過去にいた赤ん坊の成長に母親が気づかないのか」との指摘もある。
* 『ママは小学4年生』というタイトルから、幼い子供が妊娠や出産を経験して本当に母親になる(『[[14才の母]]』や『[[コドモのコドモ]]』のような展開)と勘違いしたアニメファンも多く、関連雑誌での注目度はイマイチだったが、後に口コミで人気が広まっていった。
* 放映終了後に小学館から出版されたムック本『ママは小学4年生~みらい絵日記~』では、コミカライズ版作家の中森衣都によりその後の後日談とも言える書き下ろし漫画が数ページ描かれている。その話の中でみらいの10歳違いの弟、太助が登場する。
*このアニメの使用曲が、後に「[[マジカル頭脳パワー!!]]」の「マジカルアート伝言バトル」で使用された。
 
== 関連商品 ==
* DVD『ママは小学4年生 DVD-BOX Vol.1』[[バップ]]、2003年12月21日
* DVD『ママは小学4年生 DVD-BOX Vol.2』[[バップ]]、2004年3月15日
* CD『ママは小学4年生~音楽編~』[[ビクターエンタテインメント]]、1992年5月21日 - 本編での使用曲を収録した[[サウンド・トラック]]集
** 本編での使用曲を収録した[[サウンド・トラック]]集。
* ドラマCD『ママは小学4年生~AFTER~』ビクターエンタテインメント、1993年11月21日
**: 本編終了後の次の夏、10歳になったみらいがなつみを訪ねて未来からやってくるという内容。後半はサウンド・トラックCD未収録の曲を収録。
*『THIS IS ANIMATION Special ママは小学4年生―みらい絵日記―』小学館、1993年3月、ISBN 4-09-101573-5 - 作品紹介のムック本
** 作品紹介のムック本
* 漫画『ママは小学4年生(1)』小学館、1993年8月、ISBN 4-09-135261-8
* 漫画『ママは小学4年生(2)』小学館、1993年10月、ISBN 4-09-135262-6
* <<110-122780>> ママは小学4年生 日本テレビ 番組宣伝テレホンカード(非売品)
* <<ホワイト加刷>> 0992 MOVIC ママは小学4年生テレホンカード(一般販売用)
* <<ホワイト加刷>> SUNRISE`92 ママは小学4年生他2作品テレホンカード(非売品)
* <<ホワイト加刷>> SUNRISE`92 ママは小学4年生他3作品テレホンカード(非売品)
* 1092 MOVIC ママは小学4年生 下敷き(一般販売用)
 
==脚注==
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<references />
 
== 関連項目 ==
*[[日本テレビ系アニメ]]
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