「ヨハネス・ファン・デル・ワールス」の版間の差分

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===背景と影響===
彼の研究の始まりは分子運動論から理想気体の法則を導いた[[ルドルフ・クラウジウス|クラウジウス]]の論文である。これに触発され、[[二酸化炭素]]の状態を詳しく調べて[[臨界温度]]を求めていた[[トーマス・アンドリューズ (科学者)|アンドリューズ]]の実験([[1869年]])を分子論的に説明できないかと考えた。そして、[[理想気体の状態方程式]]に分子間の引力([[ファンデルワールス力]])と分子の大きさをそれぞれ表す二つの定数([[ファンデルワールス定数]]と呼ばれる)を導入することで実験結果を上手く説明できることを発見した。
 
分子間力や分子の大きさは気体によって異なるため、当初彼の発見した状態方程式の定数は気体ごとに異なった値を持っていた。しかし彼はさらに研究を進め、温度・圧力・体積の尺度を変えるだけで多くの気体や液体の性質が同じ状態方程式であらわされるという法則を導き出した。この成果によって、デュワーの水素液化やカメルリング・オネスのヘリウム液化の方法が開発された。