「使者」の版間の差分
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'''使者'''(ししゃ)とは、
# 法的に、他者の決めた法的行為を単純に伝達する者。自ら意思決定をする[[代理人]]とは区別される。
# 命令・依頼を受けて、それを伝達する者。本項では特に[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]、上級者の書状と共に相手先に赴いた人物
本稿では、2.について説明する。
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この理由として、書状のみでは
* 詳細な情報を書状に書くことは、書状の奪取・盗難・紛失による情報流出の恐れがあること。
* 書状のみでは、それが偽文章である可能性が生ずること。防止策として[[花押]]・[[印判]]の使用も行われるが、それを含めた偽作も否定できない。
* 遠方では書状の内容と異なった展開が発生した場合、書状のみではそれに対応できないこと。
があげられる。
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また、使者の人選においてはその条件の難しさから様々な人材が登用されている。例えば僧侶はその知識階級としての能力と、諸国を行脚するというイメージを買われ通常の使者としてだけでなく、密使の任務を受けることもある。また、[[使番]]の任務はこの使者と合致するが、他の大名への使者は使番の中でも一握りの大身層が命じられるか、より上位の側近がその任に当たっている。
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* 山田邦明 『戦国のコミュニケーション 情報と通信』 吉川弘文館 2002年 ISBN 4-642-007782-0▼
*[[関ヶ原合戦前後の徳川家康文書]]▼
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▲* [[関ヶ原合戦前後の徳川家康文書]]
▲*山田邦明 『戦国のコミュニケーション 情報と通信』 吉川弘文館 2002年 ISBN 4-642-007782-0
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[[Category:古文書]]
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