「銀河英雄伝説の登場人物・銀河帝国」の版間の差分

: (声:[[阪脩]])
: 第36代皇帝。先帝オトフリート5世の次男であること、また無能な上に放蕩者(権力闘争でマークされる脅威を逃れる為)であり、先帝から勘当寸前であったことから、誰からも皇帝になることはまずないと思われ、何も期待されていなかった。アニメでは酒を飲んで大騒ぎしていた大公時代の姿が油絵風に描かれている。
: しかし、有能な兄リヒャルトと活発な弟クレメンツが帝位を巡る争いの挙句共倒れになり、29歳で即位。即位前、先帝である父親が金銭では締り屋で、その為借金に追われ、平民の酒場の店主に[[土下座]]までしたこともあった。これに対して貸し手側はさすがに気まずくなり、「もし帝位に就いたら20倍にして返済する」旨の証文を受け取り、実質的に債権を放棄したが、意外にもこの証文は守られた。
: 側近に政治をゆだね、国政は専ら宰相代理(正式な宰相は長い間置かれていなかった)の[[#クラウス・フォン・リヒテンラーデ|リヒテンラーデ]]に委ねており、自らは放蕩と漁色の果てに[[バラ]]の栽培に専念する、老成したというより老けて立ち枯れた君主。元遊び人の割には機知も粋もなく、門閥貴族やリヒテンラーデ侯からも半ば老害扱いされ、好かれてはいない。何一つ業績らしいものは残していないが、特に悪政をしたわけでもない、ゴールデンバウム王朝の末期ぶりを象徴する人物。
: 行動とは裏腹に発言は凡庸とはいえず、[[ラインハルト・フォン・ローエングラム|ラインハルト]]を驚かせるほどの思慮深い発言をする事があり、ラインハルトに高い実力があることを認め、高い地位を与えていた(ラインハルトの本心を知り、覇業を成し遂げさせようとしていた描写がある。)。そのことに貴族が反感を持っていることも、また国家が永遠ならざるものであること、貴族や皇帝など大したものではないことを(おそらくは実体験から)理解しており、「どうせ滅びるなら華麗に滅びればいいのだ」という発言をしていることから王朝の末路を感じ取り、ラインハルトに殺されることを望んでいた描写もある。いずれにせよその発言からはどこか悟りきった印象を受ける。
: 皇后との間に皇太子ルードヴィヒ(早逝)、皇女アマーリエ([[#オットー・フォン・ブラウンシュヴァイク|ブラウンシュヴァイク公爵]]夫人)、皇女クリスティーネ([[#ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム|リッテンハイム侯爵]]夫人)。またベーネミュンデ侯爵夫人との子を4回もうけるがいずれも[[死産]]または[[流産]](これはブラウンシュヴァイクまたはリッテンハイムよる謀殺であると巷説では言われている)。他にも多数の側室がおり、[[アンネローゼ・フォン・グリューネワルト|アンネローゼ]]をその一人としたため、ラインハルトには骨の髄から恨まれている(コミック版ではまだ少女というより幼女のアンネローゼを、ミイラさえ思わせる皇帝の老いた手がもてあそぶという、洒落にならないシーンが描かれていた)が、アンネローゼとの間に子を儲ける事はなかった。
: 帝国歴487年(宇宙歴796年)、アムリッツァ星域会戦終了直後、[[心臓発作]]にて崩御。自分の手で裁きを下せず、アンネローゼを救い出せなかったラインハルトたちは憤っていた。
: 原作小説とOVA版では具体的シーンが無いが、[[セガサターン]]版、[[プレイステーション]]版のゲームや、[[道原かつみ]]の漫画版では臨終シーンが書かれている。漫画版においては、即位の頃から自らの治世の間は何もしない、してやらないと決めていた事を独白するシーンがあり、能力に欠けていたのではなく意図して何もしなかったという描写になっている。
 
=== エルウィン・ヨーゼフ2世 ===
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