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橄欖岩 (会話 | 投稿記録)
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'''淵'''(ふち)とは、[[河川]]の流水が緩やかで深みのある場所。川の深み、淀みという表現もある。[[対語]]は、急流部を示す'''瀬'''(せ)。'''渕'''は[[俗字]]とされる
 
==概要==
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==人工的な淵==
[[日本]]では、[[1990年代]]に[[河川法]]が改正されたことをきっかけに、河川改修等を通じて多自然的な環境づくりが意識されるようになり、人工的に淵や瀬を作る研究が行われるようになった。
 
== 和歌に見る「淵」の意味 ==
;淵が川の「深い」部分であることを示す
*「筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞ積もりて 淵となりぬる」
*:- [[陽成天皇]]、[[後撰和歌集]]([[小倉百人一首]])
*「吾が宿の 菊の白露 今日ことに 幾世積もり 淵となるらん」
*:- [[清原元輔]]、[[拾遺和歌集]]
;淵が川の「澱み」であることを示す
*「山河は 木の葉流れず 浅き瀬を 急けば淵とぞ 秋はなるらん」
*:- [[壬生忠岑]]、拾遺和歌集
 
 
==関連項目==
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*[[ワンド (地形)]]
*[[渓流]]
*[[湖沼]] - [[油ヶ淵]]のように湖沼名にも使用される
*[[海淵]]
*[[千鳥ヶ淵]] - 川をせき止めて人工的に[[堀]](淵)にしたもの
 
==参考文献==