「パーカー・パイン」の版間の差分

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== 人物 ==
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禿頭で度のきつい眼鏡をかけた中年の男で某官庁の統計の仕事を辞めて、リッチモンド街に人生相談所を開設した。彼は「人生には5種類の主な不幸がある」とし、「それらすべてが論理的に解決できる」という統計理論を持っており、人生相談を行うことでその人物の悩みや不満を解決するという異色の探偵である。行動をあまり伴わない、知識を活用する演繹スタイルは、[[シャーロックホームズ]]の兄、[[マイクロフト・ホームズ]]を彷彿とさせる。
 
新聞に「あなたは幸せ? でないならば、パーカー・パイン氏に相談を(''Are you happy? If not consult Mr Parker Pyne, 17 Richmond Street.'' )」という印象的な広告を出しており、依頼人たちはその広告を見てパーカー・パインに相談してくる、というのが主要なパターンである。
 
==パインの仲間たち==
パインの相談所には、「工作員」といっても良いような様々な事務員がおり、相談者の不満解消に尽くしている。これらの事務員の中には、[[エルキュール・ポアロ|ポアロ]]ものに登場する人物もいる。彼らの仕事は、依頼人の状況に合わせ、それぞれが役柄を演じて仕掛けを演じる「コンゲーム」の手法で進められる。
 
*ミス・レモン - パインの秘書。神経質なキャラクターはポアロ作品と同じ。