「2009年ハンガリーグランプリ」の版間の差分
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| コース長=4.381km
| レース距離=70周(306.663km)
| 決勝日天候=晴れ(ドライ)
| タイヤ=
| PPドライバー国旗= {{Flagicon|ESP}}
| PPドライバー= [[フェルナンド・アロンソ]]
| PPタイム=1
| FLドライバー国旗={{Flagicon|AUS}}
| FLドライバー=[[マーク・ウェバー]]
| FLタイム=1
| 優勝ドライバー国旗={{flagicon|UK}}
| 優勝ドライバー= [[ルイス・ハミルトン]]
| 優勝タイム=1:38
| 2位ドライバー国旗={{Flagicon|FIN}}
| 2位ドライバー= [[キミ・ライコネン]]
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'''2009年[[ハンガリーグランプリ]]'''は、2009年[[フォーミュラ1|F1世界選手権]]第10戦として、[[2009年]][[7月26日]]に[[ハンガロリンク]]で開催される。正式名称は'''FORMULA 1 [[INGグループ|ING]] Magyar Nagydíj 2009'''。
==
[[2009年ドイツグランプリ|ドイツグランプリ]]終了後、[[スクーデリア・トロ・ロッソ|トロ・ロッソ]]がドライバーを[[セバスチャン・ボーデ|セバスチャン・ブルデー]]から[[ハイメ・アルグエルスアリ]]へ交代することを発表
== 予選 ==
=== 展開 ===
==== Q1 ====
まず、[[フォース・インディア]]の[[ジャンカルロ・フィジケラ]]とデビューレースとなるアルグエルスアリがコースに出てタイムを出す。その直後にチームメイトの[[セバスチャン・ブエミ]]がトップタイムをマークする。
半分近く時間が経過したところで各マシンがハード側のタイヤでタイムを出し始め、[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]の[[キミ・ライコネン]]がトップ、2番手、3番手に[[レッドブル・レーシング|レッドブル]]の2台が同タイムで続く。その後ほとんどのマシンがピットに戻り、ソフト側のタイヤに履き替えて再びアタックに出る。
残り1分余りのところでアルグエルスアリが13コーナーでコースアウトのためにイエローフラッグが出てアタックが一時できなくなる。セッション終了直前にイエローフラッグが解除され各マシンが最後のアタックに入る。トップタイムは1'20.793で[[ウィリアムズF1|ウィリアムズ]]の[[ニコ・ロズベルグ]]、[[BMWザウバー]]とフォース・インディアの4台とアルグエルスアリがQ1敗退となった。
==== Q2 ====
レッドブルの[[マーク・ウェバー]]がまずトップタイムを出す。その後チームメイトの[[セバスチャン・ベッテル]]、ロズベルグ、[[ルノーF1|ルノー]]の[[フェルナンド・アロンソ]]がトップタイムをマークする。
[[ルーベンス・バリチェロ]]のマシンから脱落したリアサスペンションのスプリングが[[フェリペ・マッサ]]のヘルメットに衝突し、衝撃で意識を失いマシンはコースアウトしてタイヤバリアに激突した。▼
残り2分を切ったところでベッテルがもう一度トップタイムをマークし、その頃から路面状態が急激に良くなり、
アロンソ以外のマシンが最後のタイムアタックを行う。残り時間がなくなった直後、フェラーリの[[フェリペ・マッサ]]が
4コーナーでクラッシュし、そのままセッションが終了。[[トヨタF1|トヨタ]]の2台、ブエミ、[[ブラウンGP]]の[[ルーベンス・バリチェロ]]、ルノーの[[ネルシーニョ・ピケ|ネルソン・ピケ]]がQ2敗退。バリチェロは今期初めてQ3に進出できなかった。
クラッシュしたマッサはコックピットから助け出され、メディカルセンターに運ばれる。またマッサの治療とクラッシュしたタイヤバリヤーの修復のために予選セッションが一次中断となる。
▲
==== Q3 ====
約30分程中断し、15時10分からQ3が始まった。マッサの負傷によりQ3は9台で争われることになった。[[ジェンソン・バトン]]はバリチェロと同じ部品が落ちないかどうかチェックを受けているために、8台でのポールポジション争いが始まる。残り時間が3分余りのところでバトンもコースに出てアタックを始める。1分を切ったところでロズベルグがトップタイムをマークするが、ここでタイミングモニターがおちてしまう。残り時間がなくなったところで一度もとに戻るがすぐにおちてしまう。最後のアタックを終えたドライバーたちは自分の順位が全く分からず、お互いのタイムを聞きあって自分の位置を確認し合う珍しい光景が見られる。数分後、モニターが復活し、アロンソがポールポジション、2位がベッテル、ウェバーはダメだと判断し、先に帰ってしまうが、3位だと分かり、連れ戻されることになる。
=== 結果 ===
{|class="wikitable" style="font-size: 95%;"
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|{{Flagicon|ESP}} [[フェルナンド・アロンソ]]
|[[ルノーF1|ルノー]]
|1
|1
|'''1
|1
|-
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|{{Flagicon|GER}} [[セバスチャン・ベッテル]]
|[[レッドブル・レーシング|レッドブル]]-[[ルノーF1|ルノー]]
|1
|1
|1
|2
|-
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|{{Flagicon|AUS}} [[マーク・ウェバー]]
|[[レッドブル・レーシング|レッドブル]]-[[ルノーF1|ルノー]]
|1
|'''1
|1
|3
|-
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|{{flagicon|UK}} [[ルイス・ハミルトン]]
|[[マクラーレン]]-[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]
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|1
|1
|4
|-
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|{{Flagicon|GER}} [[ニコ・ロズベルグ]]
|[[ウィリアムズF1|ウィリアムズ]]-[[トヨタF1|トヨタ]]
|'''1
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|{{Flagicon|FIN}} [[ヘイキ・コバライネン|ヘイッキ・コバライネン]]
|[[マクラーレン]]-[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]
|1
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|6
|-
103 ⟶ 122行目:
|{{Flagicon|FIN}} [[キミ・ライコネン]]
|[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]
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|-
112 ⟶ 131行目:
|{{flagicon|UK}} [[ジェンソン・バトン]]
|[[ブラウンGP|ブラウン]]-[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]
|1
|1
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|-
121 ⟶ 140行目:
|{{Flagicon|JPN}} [[中嶋一貴]]
|[[ウィリアムズF1|ウィリアムズ]]-[[トヨタF1|トヨタ]]
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|1
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|9
|-
130 ⟶ 149行目:
|{{Flagicon|BRA}} [[フェリペ・マッサ]]
|[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]
|1
|1
|No time
|
|-
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|{{Flagicon|SUI}} [[セバスチャン・ブエミ]]
|[[スクーデリア・トロ・ロッソ|トロ・ロッソ]]-[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]
|1
|1
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|10
148 ⟶ 167行目:
|{{Flagicon|ITA}} [[ヤルノ・トゥルーリ]]
|[[トヨタF1|トヨタ]]
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|11
157 ⟶ 176行目:
|{{Flagicon|BRA}} [[ルーベンス・バリチェロ]]
|[[ブラウンGP|ブラウン]]-[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]
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|12
166 ⟶ 185行目:
|{{Flagicon|GER}} [[ティモ・グロック]]
|[[トヨタF1|トヨタ]]
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|13
175 ⟶ 194行目:
|{{Flagicon|BRA}} [[ネルシーニョ・ピケ|ネルソン・ピケ]]
|[[ルノーF1|ルノー]]
|1
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|14
184 ⟶ 203行目:
|{{Flagicon|GER}} [[ニック・ハイドフェルド]]
|[[BMWザウバー]]
|1
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193 ⟶ 212行目:
|{{Flagicon|ITA}} [[ジャンカルロ・フィジケラ]]
|[[フォース・インディア]]-[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]
|1
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|
202 ⟶ 221行目:
|{{Flagicon|GER}} [[エイドリアン・スーティル]]
|[[フォース・インディア]]-[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]
|1
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|
211 ⟶ 230行目:
|{{Flagicon|POL}} [[ロバート・クビサ]]
|[[BMWザウバー]]
|1
|
|
220 ⟶ 239行目:
|{{Flagicon|ESP}} [[ハイメ・アルグエルスアリ]]
|[[スクーデリア・トロ・ロッソ|トロ・ロッソ]]-[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]
|1
|
|
228 ⟶ 247行目:
== 決勝 ==
予選Q2でクラッシュを喫した
=== 展開 ===
気温23℃、路面温度36℃
スタート後の1コーナーでベッテル、ウェバー、ハミルトン、ライコネンの4台による激しい2位争いとなる。ベッテルはライコネンとの接触により2番手から7番手まで順位を落とし、更にフロントウイングにダメージを負ってしまう。この激しい2位争いによりアロンソは1台で逃げる格好になる。1周目を終えたところでスーティルがリタイヤ。スタートで中嶋一貴にかわされたバトンが2周目の1コーナーで中嶋を抜き返す。5周目に入りハミルトンが1~2コーナーにかけてKERSを使ってウェバーを抜き、2番手に上がる。その後3秒あったアロンソとの差を1秒以下にまで縮める。
12周目に上位陣の先陣をきってアロンソが1回目のピットストップを行う。しかし右のフロントタイヤがしっかりはまっていなかったために順位を最下位まで落とし、更に右のフロントタイヤが外れ、次の周回で再びピットに戻る。結局アロンソはリタイヤとなってしまう。
その後19周目にライコネンとウェバーが同時にピットイン、ウェバーがピットストップに手間取り、ライコネンに先をこされてしまう。またリリースのタイミングが悪く、ライコネンと接触しそうになってしまう。20周目にハミルトンとロズベルグ、21周目にコバライネン、ベッテル、22周目に中嶋、25周目にバトンがピットイン。27周目、ベッテルのマシンに異常が発生し、2度目のピットイン。結局29周目でリタイヤとなる。グロックが燃料を多く積んでいたために32周目にピットイン、7番手でコースに復帰する。
44周目にコバライネン、次の周にライコネンがピットインするが、ライコネンがピットからマシンを発進させられず、3秒ほどロスしてしまうが、何とかコースに復帰する。46周にハミルトン、48周目にロズベルグ、49周目にウェバーがピットイン。ウェバーがソフトタイヤでハードタイヤのロズベルクの前を抑える。ハミルトンは残り15周あたりで早くも回転数を落として走行する。55周目にバトンがピットイン、中嶋が次の周でピットインをするが、逆転できない。58周目にトゥルーリがピットインをし、辛うじて中嶋の前で戻る。60周目にグロックがピットイン、わずか5秒でコースに戻る。
ここで上位勢のピットインが終了、その後もは大きな順位変動がなくレースが進み、そのままハミルトンが1位でチェッカーを受ける。ハミルトンが[[2008年中国グランプリ]]以来通算10勝目、今期初優勝、また[[運動エネルギー回収システム|KERS]]搭載車が初めて優勝した。2位にもKERS搭載のライコネン、3位にウェバー、以下ロズベルグ、コバライネン、グロック、バトン、トゥルーリまでポイント獲得。
=== 結果 ===
{| class="wikitable" style="font-size: 95%"
239 ⟶ 271行目:
| 1 || {{flagicon|UK}} '''[[ルイス・ハミルトン]]''' || '''[[マクラーレン]]・[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]'''
| 70
| 1:38
| 4
| '''10'''
265 ⟶ 297行目:
|-
! 5
| 2 || {{Flagicon|FIN}} '''[[ヘイキ・コバライネン|ヘイッキ・コバライネン]]''' || '''[[マクラーレン]]・[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]'''
| 70
| +34.392
288 ⟶ 320行目:
| 9 || {{Flagicon|ITA}} '''[[ヤルノ・トゥルーリ]]''' || '''[[トヨタF1|トヨタ]]'''
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| +1
| 11
|'''1'''
295 ⟶ 327行目:
| 17 || {{Flagicon|JPN}} [[中嶋一貴]] || [[ウィリアムズF1|ウィリアムズ]]・[[トヨタF1|トヨタ]]
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| +1
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|
302 ⟶ 334行目:
| 23 || {{Flagicon|BRA}} [[ルーベンス・バリチェロ]] || [[ブラウンGP|ブラウン]]・[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]
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| +1
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|
309 ⟶ 341行目:
| 6 || {{Flagicon|GER}} [[ニック・ハイドフェルド]] || [[BMWザウバー]]
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| +1
| 15
|
316 ⟶ 348行目:
| 8 || {{Flagicon|BRA}} [[ネルシーニョ・ピケ|ネルソン・ピケ]] || [[ルノーF1|ルノー]]
| 70
| +1
| 14
|
323 ⟶ 355行目:
| 5 || {{Flagicon|POL}} [[ロバート・クビサ]] || [[BMWザウバー]]
| 70
| +1
| 18
|
330 ⟶ 362行目:
| 21 || {{Flagicon|ITA}} [[ジャンカルロ・フィジケラ]] || [[フォースインディア]]・[[メルセデス・ベンツ|メルセデス]]
| 69
| +1
| 16
|
337 ⟶ 369行目:
| 11 || {{Flagicon|ESP}} [[ハイメ・アルグエルスアリ]] || [[スクーデリア・トロ・ロッソ|トロ・ロッソ]]・[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]
| 69
| +1
| 19
|
344 ⟶ 376行目:
| 12 || {{Flagicon|SUI}} [[セバスチャン・ブエミ]] || [[スクーデリア・トロ・ロッソ|トロ・ロッソ]]・[[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]
| 69
| +1
| 10
|
|