「カーン・インゴールド・プレローグ順位則」の版間の差分
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'''カー ン・インゴ ルド・プレローグ順位則'''(—じゅんいそく、Cahn-Ingold-Prelog priority rule)は、化合物の化学的構造中のある部位と繋がってい
1951年に[[ロバート・シドニー・カーン]]、[[クリストファー・ケルク・インゴルド]]が提案した
==適用法==
CIP順位則による順位の決定の基本
▲*1. [[原子番号]]が大きい原子が原子番号が小さい原子よりも順位が高い。
[[Image:CIP system example.svg|thumb|240px|順位付けの例]]
CIP順位則により立体中心と連結している置換基間の順位を比較する場合には、まず置換基
結合位置
::メチル基 ::エチル基:H<H<C
:イソピロピル基:H<C<C
最高位の原子はメチル基H、エチル基とイソプロピル基がCである。原子番号はC<Hなのでメチル基が最下位であることが判る。続いて2番目の原子を比較すると、エチル基Hでイソプロピル基Cである。よって、
:メチル基<math>\,<</math>エチル基<math>\,<</math>イソプロピル基
となる。このように、原子の比較は''高順位''から行う。
もし、結合位置と直接結合している原子(すなわち立体中心から“2つ”離れている原子)からも判断つかない場合は、さらにそのどれかひとつを選んで、それと結合している原子を上の手順で比較する。そうして比較を行って違いが現れたとき、最も立体中心に近い(距離ではなく間の結合の数)相違点を比較し順位を決定する。''はじめて''相違が生じた点において優先順位が決定されることを忘れてはならない。最も近い相違点から先にどんな原子が控えていても、をれは順位に関係しない。
-CH<span style="color:indigo">'''OH'''</span>-<span style="color:crimson">'''H'''</span> と -CH<span style="color:indigo">'''H'''</span>
-<span style="color:crimson">'''CCl<sub>3</sub>'''</span> を<span style="color:indigo">'''H'''</span><<span style="color:indigo">'''O'''</span>からメタノール>2-トリクロロエチルが正解だが、<span style="color:crimson">'''H'''</span>、<span style="color:crimson">'''CCl<sub>3</sub>'''</span>を見てメタノール<2-トリクロロエチルと間違わないように。
===空原子===
比較対象の原子が存在しない場合には原子番号0の原子(空原子)が結合しているものと扱う。例えばアンモニオ基 (−N<sup>+</sup>H<sub>3</sub>) とアミノ基
===環状構造===
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