「カニクイアザラシ」の版間の差分

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{{生物分類表
|省略 = 哺乳綱
|名称 = カニクイアザラシ
|画像=[[画像ファイル:Krabbenfresser.jpg|250px|カニクイアザラシ]]
|画像キャプション = '''カニクイアザラシ''' ''Lobodon carcinophagus''
|status = LR/lcLC
|亜綱 = [[獣亜綱ネコ目]] [[w:Theria{{Sname|Theria]]|Carnivora}}
|科 = [[アザラシ科]] [[w:{{Sname||Earless_seal|Phocidae]]}}
|目 = [[ネコ目|食肉目]] [[w:Carnivora|Carnivora]]
|亜 = [[ネコ目#分類|イヌミナミアザラシ]] [[w:Caniformia{{Sname|Caniformia]]|Monachinae}}
|族 = [[ナンキョクアザラシ族]]<br />[[w:Lobodontini{{Sname||Lobodontini]]}}
|下目 = [[クマ下目]] [[w:Arctoidea|Arctoidea]]
|小目 = [[クマ小目]] [[w:Ursida|Ursida]]
|上科 = [[アザラシ上科]] [[w:Phocoidea|Phocoidea]]
|科 = [[アザラシ科]] [[w:Earless_seal|Phocidae]]
|亜科 = [[ミナミアザラシ亜科]] [[w:Monachinae|Monachinae]]
|族 = [[ナンキョクアザラシ族]]<br />[[w:Lobodontini|Lobodontini]]
|属 = '''カニクイアザラシ属''' ''Lobodon''<br />[[ジョン・エドワード・グレイ|Gray]], [[1844年|1844]]
|種 = '''カニクイアザラシ'''<br />''L. carcinophagus''
|学名 = ''Lobodon carcinophagus''<br />([[w:Jacques_Bernard_Hombron|Hombron]] & [[w:Honoré_Jacquinot|Jacquinot]], [[1842年|1842]])
|和名 = カニクイアザラシ
|英名 = [[:enw:Crabeater_Seal|Crabeater seal]]
}}
 
'''カニクイアザラシ'''(蟹食海豹、''Lobodon carcinophagus'')は、[[動物|動物界]][[脊索動物|脊索動物門]][[哺乳類|哺乳綱]][[ネコ目]](食肉目)[[アザラシ科]]カニクイアザラシ属に分類されるアザラシ。本種のみでカニクイアザラシ属を成する。
 
== 分布 ==
 
== 形態 ==
[[体長]]220-230cm。[[体重]]200-300kg。体形は細長い。体毛全身灰色の体毛で被われる
 
頭部は小型。歯列は[[切歯|門歯]]が上顎2本、下顎2-4本、[[犬歯]]上下2本ずつ、[[小臼歯]]上下8本ずつ、[[大臼歯]]上下2本ずつの計28-30本の歯を持つ。臼歯の尖頭は複雑な形状で隙間が多く、主な獲物であるオキアミを水ごと口に含んだ後にオキアミだけ濾し取るのに適している。
 
新生児の体重は25kgだが、授乳期間を終えると120kgまで急激にする。
 
== 生態 ==
[[海洋]]や[[流氷]]などに生息する。群れは形成せず、単独で生活する。[[天敵]]としては[[シャチ]]や[[ヒョウアザラシ]](主に幼獣を食べるが成獣を襲うこともある)が挙げられる。ヒョウアザラシに襲われ、平行な2本の平行になった傷跡を持つ個体も多い。
 
食性は動物食で主に[[ナンキョクオキアミ]]を食べるが、[[軟体動物]]、[[魚類]]なども食べる。夜間に表層に浮かぶオキアミを海水ごと口に入れ、臼歯で濾しとり歯の隙間から海水を排出して食べる。名前は「カニクイ」だがと異なり[[カニ]]はない。
 
繁殖形態は[[胎生]]。オスは氷上でメスの頸部や肩部に噛みつき、交尾を迫る。主に上で9-10月に1回に1頭の幼獣を産む。授乳期間は2-4週間程とされる。この際メスとその幼獣、オス(血縁とは限らない)からなる小規模な群れ(家族群)を形成する。オスは授乳期間中もメスに交尾を迫るが、メスは激しく抵抗する。授乳期間を終えると幼獣は外敵から身を守るため、群れを形成する。メスは生後2-4年で性成熟する。寿命はオスが30年以上で、メスは36年
 
== 人間との関係 ==
本種のメスは20世紀半ばには4年で性成熟していたが、近年は2年半で性成熟する傾向が見られる。これは、本種と獲物を同じくする[[ヒゲ競合相手であったクジラ類]]人間の乱獲により激減したため、それに伴い本種の獲物であるオキアミの量が爆発的に増加し、結果的に本種も栄養状態が良くなって、早期の性成熟が可能になっためことが原因と考えられている。また、その影響によるものか、本種はアザラシ類の中で最も生息数が多く、現在は約1500万~4000万頭と見積もられている。
 
== 画像 ==
<gallery>
画像ファイル:Lobodon_carcinophagus_distribution.png|分布
画像ファイル:Lobodon_teeth.jpg|イラスト(頭骨)
</gallery>
 
 
== 参考文献 ==
* [[今泉吉典大隈清治]]監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科2  海生哺乳類』、[[平凡社]]、[[1986年]]、88-95、125、128-129頁。
* 『小学館の図鑑NEO  動物』、[[小学館]]、[[2002年]]、77頁。
 
== 外部リンク ==
* [http://www.iucnredlist.org/ 2007 IUCN Red List of- Home ThreatenedPage Species-]
** SealSouthwell, Specialist GroupC. 19962008. [http://www.iucnredlist.org/search/details.php/12246/all ''Lobodon carcinophaguscarcinophaga'']. In: IUCN 20072009. ''2007 IUCN Red List of Threatened Species''. Version 2009.1.
 
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