「台形CSGダム」の版間の差分

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'''台形CSGダム'''(だいけい - )とは、CSGを用いた[[台形]]状の[[ダム]]。
[[image:Nagashimachosa-s-r1.jpg|thumb|250px|日本初の台形CSGダム<br/>[[長島ダム#ダム技術と堆砂対策|長島貯砂ダム]](上流より撮影)]]
CSG (Cemented Sand and Gravel) とは、直訳で「'''セメントで固めた砂礫'''」で、現地の原石山で比較的容易に採取できる砂礫に水と[[セメクリート]]を混合した材料である。通常なら骨材を選定する必要があるが、良質・粗悪なものを混合することがCSGの肝である。台形状にしたのは経済的、強度的にダムとしての必要条件を満たすためである。
 
日本が独自に開発したダムであり、河川管理施設等構造令の適用除外規定における大臣特認制度適用ダム([http://www.houko.com/00/02/S51/199.HTM#s10 参照])として申請され、[[1999年]](平成11年)3月に[[長島ダム]]([[大井川]]・[[国土交通省]]中部[[地方整備局]])の上流仮締切で施工されたのが最初であり、長期供用する河川施設としては同じ長島ダムの貯砂ダムに適用された。ダムとしては[[2005年]](平成17年)に[[沖縄県]]の億首ダムが第1号に認定され、着工されている。