「線形予測符号」の版間の差分

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== 歴史 ==
[[スタンフォード大学]]の Robert M. Gray によると、LPC の先駆けとなったのは1966年、[[日本電信電話|電電公社]]の斉藤収三と板倉文忠が行った、[[最尤法]]を使った自動音素識別法による音声符号化であった。1967年、John Burg が[[最大エントロピー原理]]を使った手法を提案。1969年の[[アメリカ音響学会]]年次総会で、板倉と斉藤は部分相関法、May Glen Jacob Cullerはリアルタイム音声符号化、B.S. Atal はLPC音声符号化を発表した。1971年、Philco-Ford は16ビットLPCハードウェアを使ったリアルタイムLPCのデモンストレーションを行い、4台が売れた。
 
1972年、[[国防高等研究計画局|ARPA]]の[[ロバート・カーン]]、[[リンカーン研究所]]の Jim Forgie、[[BBNテクノロジーズ]]の Dave Walden が音声信号のパケット化の開発を開始し、後の[[VoIP]]へと繋がっていった。1973年、リンカーン研究所の記録によると、Ed Hofstetter が最初のリアルタイム2400bit/s LPC を実装した。1974年、[[ARPANET]]上で初の双方向LPCパケット音声通信が実現した(Culler-Harrison とリンカーン研究所間)。1976年、LPCを使ったARPANET上の音声会議が行われた。プロトコルは [[Network Voice Protocol]] が使われ、3500bit/sで Culler-Harrison、[[情報科学研究所]]、[[スタンフォード研究所]]、リンカーン研究所を結んで行われた。1978年、BBN の Vishwanath らが[[可変ビットレート]]LPCアルゴリズムを開発した。