「天文学」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
SieBot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: ur:فلکیات
39行目:
本分類は、歴史的発展に基づき作成したものである。天文学分野で最初に研究が行われたのは、[[暦]]を研究する[[暦学]]であり、そこから、海上を移動する際に現在位置を知るために発展した[[位置天文学]]へと繋がる。そして、その位置天文学に基づく観測の結果から[[天体力学]]へと発展を遂げたものである。また、[[宇宙論]]は、神話や宗教等によって、それらは様々な伝承などの形で現在に至っている。宇宙論が、きちんと物理学的に探求されるようになったのは、近代に入ってからである。その他の、観測分野にしても同様であり、[[天体観測]]が系統的に行われるようになってからのことである。
 
本分類は、観測対象=研究対象という意味もある。[[暦]]の場合には、[[地球]]の[[自転]]についての研究である。そこから発展する形で、惑星運動の研究が行われた([[ケプラーの法則]])。[[宇宙論]]に関しては、仮説から観測によって、[[ビッグバン]]宇宙論が確立し現在に至っている。[[銀河]]の観測については、[[彗星]]ハンターと呼ばれる人々によって開始され、大型の観測装置が設置されることになってから詳しく研究が行われるようになったものである([[シャルル・メシエ]]、[[ウィリアム・ハーシェル]])。最後に[[地球]]に関しては、様々な神話の時代から探求が行われ、地上で起こる現象や地理学的な知見によって、[[地球物理学]]が発展してきたものである(関連項目:[[地震学]])。[[地球化学]]に関しては、地球全体における化学的収支を明らかにするために、研究が行われている分野である(関連項目:[[環境問題]])。
 
このように、地球-地球・月系-太陽系-銀河系-宇宙の大規模構造-宇宙誕生そして進化にいたる、幅広い研究領域を扱う学問である。