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[[筆跡学]]は、趣味の領域分野であり非科学分野に属するものである。説得に用いられる方法は[[コールド・リーディング]]と呼ばれる話術を併用する。</br>
鑑定人の資格制度は存在せず誰でも自称さえすれば鑑定人を名乗れる。そのため自称筆跡鑑定人が数多く存在する。</br>
鑑定の方法は前もって依頼者から状況を聞き出す。同一人と判定する場合は文字の類似する箇所を探し出し、その選択した箇所を比較検討する。否定する場合も同様な方法が取られる。すなわち結果を先に決定してから鑑定を行う。これがまた[[筆跡学]]には事前鑑定、事前診断と呼ばれているものがある。鑑定前に格安の3~8万程度で見てあげます。私はあなたの知らない真実を知っている。と説き、数十万から数百万の鑑定へ[[誘導]]する。</br>[[筆跡学]]というものがある。[[人物]]の[[性格]]や[[心理]]を[[分析]]しようとするものであるが、[[統一]]された[[理論]]や方法はなく、確立された[[学問]]は日本には存在せず[[疑似科学]]の一分野として扱われている。従って科学性及び[[学問]]と認められていないことから、その文が誰によって書かれたか等の科学的筆者識別は困難である。</br>
[[筆跡学]]というものがある。[[人物]]の[[性格]]や[[心理]]を[[分析]]しようとするものであるが、[[統一]]された[[理論]]や方法はなく、確立された[[学問]]は日本には存在せず[[疑似科学]]の一分野として扱われている。従って科学性及び[[学問]]と認められていないことから、その文が誰によって書かれたか等の科学的筆者識別は困難である。</br>
しかし、実際には、日本では表面的な文字の形で判断する[[筆跡学]]による筆跡鑑定人が多く、そのレベルは高いとはいえない。それは、文字に表れた個性を理解するための「筆跡と性格」、あるいは「筆跡と心理」の研究が不足しているためと言われている。しかし、そのような[[学問]]や[[学会]]も存在してないことから[[研究]]という言葉を使用するのには正当性はなく[[コールド・リーディング]]法による騙しと受け止められている。</br>
近年、テレビ番組で[[明智光秀]]と[[天海]]が同一人物か否かを筆跡で鑑定する内容のものが放送されたが、同一人物であるとするものと別人とするものが混在する結果となった。その背景には[[筆跡学]]による[[筆跡鑑定]]のレベルの低さが影響していると考えられる。</br>