「傾城反魂香」の版間の差分

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== 概略 ==
*障害を持つ夫とそれを支える妻の夫婦愛が主題となっており、今日もよく演じられる。又平は[[中村鴈治郎 (初代)|初代中村鴈治郎]]、[[片岡仁左衛門 (11代目)|十一代目片岡仁左衛門]]、[[尾上菊五郎 (6代目)|六代目尾上菊五郎]]、[[尾上松緑 (2代目)|二代目尾上松緑]]らが得意とした。今日では[[市川團十郎 (12代目)|十二代目市川團十郎]]、[[片岡仁左衛門 (15代目)|十五代目片岡仁左衛門]]が得意としている。お徳は[[中村梅玉 (3代目)|三代目中村梅玉]]、[[尾上梅幸 (7代目)|七代目尾上梅幸]]、[[中村鴈治郎 (2代目)|二代目中村鴈治郎]]が、現在では[[坂田藤十郎 (4代目)|四代目坂田藤十郎]]が得意としている。
*なかでも初代鴈治郎と六代目菊五郎のが又平の双璧と謳われた。両優と共演した梅玉の証言によれば、鴈治郎は力が人一倍入る熱演型で、お徳が舞台に引き戻そうとしてもなかなか動かず疲労困憊したが、菊五郎は一見力が入っているように見え、実は全く入っていない自然体の演技であったとされている。