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もう1つは、[[出版社]]や[[編集プロダクション]]などの職場あるいはフリーなどの職業形態における[[編集#編集実務|編集実務]]担当者である。
 
一口に「編集実務」といっても、その業務の領域は職場の規模などに大きく左右される。出版業界の大多数を占める零細・中小企業では、編集実務や[[校正]]・[[校閲]]はもちろん、制作管理(トラフィック)や[[造本]]に深く関与することが多い。逆に中堅・大手企業では、業務がかなり細分化され、校正・校閲さえ専門の他部署や下請け業者に任されることも少なくない{{要出典}}
 
また、企画の立案、[[著作者|著者]]・編者等との交渉、[[原価計算]]、[[原稿]]の整理・割付、校正あるいは校正者との交渉、[[装幀]]担当者との交渉のほか、小出版社では用紙の発注、[[印刷会社]]との交渉、さらには[[出版取次|取次]]会社との交渉、[[書店]]への営業活動なども編集者が自身でおこなう場合もある。編集実務という言葉の指す内容は個々の会社によって様々であり、同じ編集者という肩書きであっても他の関連する仕事を兼任していることが多いのが実情である{{要出典}}
 
[[コンピュータ]]による[[組版]]・[[印刷]]の技術革新が続くなかで、編集者の仕事とされる領域は、以前よりも大きく拡がってきている。例えば、本来はデザイナーやオペレーターの仕事である組版作業や装訂作業までをも編集者が担当するケースもあり、この場合は出版業務に関連した[[コンピュータ・リテラシー]]も求められることになるx
 
[[本|書籍]]の編集者の場合、著者が本の「あとがき」などで謝意を表するような場合を除いて、一般的に自分が編集した本に自身の名前が記されることはなく(ただし、[[徳間書店]]のように編集者名を必ず記載する方針の出版社も、少数ながら存在する)、たとえ著者からの謝意をあらわす文章で編集者の姓名が「あとがき」等に記載されていたとしても、本の[[書誌]]事項として登録される公的なものではない。いわば匿名性のなかで仕事をすすめていくのが、編集者の仕事の特質のひとつである。しかし、編集者のなかには、「スーパーエディター」を標榜した[[安原顕]]のように、書籍の[[奥付]]に自身の名前をクレジットするものもいる。