「金融工学」の版間の差分

編集の要約なし
 
金融工学における[[プライシング理論]]は、[[一物一価]]の考え方に基づくところである。経済学での議論における[[需要]]と[[供給]]の関係において[[アロー・ドブリュー証券]]の仮定を置くことにより、同時点での将来価値が同値な[[財]]は同じ現在価値を持つ、という前提を組み立てる。たとえば、株のコール[[オプション]]と[[債券]]と[[株式]]を保有している投資家は、'''[[ポートフォリオ_(金融)|ポートフォリオ]]'''の組み合わせによって、瞬間的に[[超過収益]]を得ることができない。この関係から、3者の価格においては均衡式を得ることができるのである。金融工学の理論は、金融実務と密接に結びついており、金融工学理論から得られた算式は[[プライシング]]・[[リスク管理]]・[[会計]]の実務でも広く用いられており、金融工学の発展の背後には、金融実務への適用がある。
 
しかし、[[2008年]]現在、米国の[[サブプライムローン]][[金融危機]]の元凶は、金融工学による過剰な信用付け[[証券化]]商品の破綻によるものではないかと疑われており、金融工学のイメージは悪化している。今後金融工学が学問領域として適切に発展するかどうかは、関係者の真摯な努力にかかっている。
 
==産業での利用==
匿名利用者