「API (音響機器メーカー)」の版間の差分
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== 概要 ==
API社は{{年数|1969|1|1}}年前の1969年に発足され、自社開発のオペアンプ「2520 amplifier」を元に、レコーディング・スタジオ向けのモジュール開発から始まり、プロフェッショナル・マーケット用のミキシング・コンソールを設計製造している。APIの回路特性は、その心臓部に搭載されている「2520 amplifier」が全てを司っていて、そのサウンドはアメリカン・サウンドそのものの明るく芯のある物になっている。Jazz、Country、Rock、Popと様々なジャンルでも用いられていて、API発足から現在まで通用するブランドとしての評価を得ている。
{{年数|1973|1|1}}年前の1973年にはミキシング・コンソール用のフェーダー・オートメーション・システムを世界で最初に開発し、それまでのミキシング概念を大きく変え、現代へ繋がるミキシング手法を生む切っ掛けとなった。1974年には最初のトータル・リコール・システムを内蔵したコンソールを発表し、[[イコライザー|EQ]]、AUX Sends、Pan、そしてフェーダーの全てを記憶し再現するシステムとして機能するコンソールとして構想されていた。そして、最初の[[VCA]](Voltage Controled Amplifier)回路も発表し、それを利用したフェーダー・グルーピング機能なども可能になった。最初のテープ・シンクロナイズ・システムも同じ年に開発され、1974年の内にAPIのコンソール標準仕様が定まる事になった。その後、APIのミキシング・コンソールは世界各国のレコーディング・スタジオと放送局のスタジオなどへ導入され、一足先に展開されていたイギリスの[[Neve Electronics]]社製と対抗するアメリカ製のミキシング・コンソールとして普及する事になった。
{{年数|1999|1|1}}年前の1999年にはATI グループの傘下に入り、1988年以降はライブ用のコンソールも展開し「PARAGON」というライブ用ミキシング・コンソールが発表されている。現在でも1970年代と同様の設計思想が継承されている「Legacy」シリーズなどの大型コンソールを始め、モジュールに細分化された製品群など、オペアンプ「2520 amplifier」を回路の心臓部に持った数多いプロダクトを展開している。オリジナルの550 EQは今でもビンテージ市場では高値で取り扱われていて、コンソール自体はオリジナルのままは殆ど現存してはいないが、パーツとして取り出されたモジュールはオリジナルのまま現存してレコーディング・スタジオなどで活躍している。
== 主な機種など ==
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