「アメリカ合衆国大統領首席補佐官」の版間の差分

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首席補佐官の職務内容は非常に広範囲にわたるが、一般的に首席補佐官は他のホワイトハウス職員の行動の監督をし、大統領のスケジュールを取り扱い、大統領と訪問者との面会を調整する。この大統領と訪問者の面会を調整するという職務ゆえに、首席補佐官は「大統領の砦」と呼ばれることがある。非公式には首席補佐官は大統領と最も親しい政策アドバイザーの中の1人であって、また個人的にも友人であることが多い。ただし、首席補佐官という職は[[アメリカ合衆国大統領顧問団|閣僚]](国務大臣)と兼任する日本の[[内閣官房長官]]とは異なり、閣僚外の役職であり(ただし、閣僚級という扱いになっており、閣議には出席することができる。)、[[アメリカ合衆国大統領の継承順位|大統領権限継承順位]]にも入っていない。ただ、前記のように大統領の補佐役として権力を握ることから、一般的には閑職とされてきた(ただし、近年では大統領と職務を分担する傾向が強くなっており、必ずしも閑職とは言えなくなってきている部分もある)[[アメリカ合衆国副大統領|副大統領]]よりも実質的な権限を持つとも言われ、ホワイトハウスの影のナンバー2と言われることもある。
 
必ずしも全ての大統領が公式に首席補佐官を置いたわけではない。[[ジョン・F・ケネディ|ケネディ]]大統領は置かなかったし、[[ジミー・カーター|カーター]]大統領も任期のほぼ終わりまでは置かなかった。[[ハリー・S・トルーマン|トルーマン]]大統領、[[リンドン・ジョンソン|ジョンソン]]大統領、そして[[ジョージ・ウォーカー・ブッシュ|ジョージ・W・ブッシュ]]大統領以外の大統領はすべて、任期の途中で首席補佐官を代えた。なぜなら首席補佐官という職務は、高度のストレスを要求する職務であるからだと言われている。それを示すように、首席補佐官の平均職務期間は2年と少しに満たないくらいである。最も長く首席補佐官を務めたのは、[[ハリー・S・トルーマン]]政権下で6年間務めた[[ジョン・スティールマン]]である。
 
多くの首席補佐官は就任前より政治家としてのキャリアを積んでおり、その多くが退職後に他のさらなる上級職の経歴を持つことになる。その例としては、[[リチャード・ニクソン|ニクソン]]大統領の首席補佐官を務めた後に[[アメリカ合衆国国務長官|国務長官]]になる[[アレクサンダー・ヘイグ]]、[[ジェラルド・R・フォード|ジェラルド・フォード]]大統領の首席補佐官を務めた後に[[アメリカ合衆国国防長官|国防長官]]を務めた[[ディック・チェイニー]]や[[ドナルド・ラムズフェルド]]などが挙げられる。
 
== 歴代首席補佐官 ==
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| 空席
| [[1977年]] - [[1979年]]
| rowspan=3 | [[ジミー・カーター]]
|-
| [[ハミルトン・ジョーダン]]
110行目:
| [[アンドルー・カード]]
| [[2001年]] - [[2006年]]
| rowspan=2 | [[ジョージ・W・ブッシュ]]
|-
| [[ジョシュア・ボルテン]]
117行目:
| [[ラーム・エマニュエル]]
| [[2009年]] -
| [[バラク・オバマ]]
|}