「ロフストランドクラッチ」の版間の差分

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なお、一般に片杖は痛めている足側の手に持つという誤ったイメージがあるが、[[リハビリテーション]]において医学療法的には障害のある足とは反対の手に持って使用するのが正しいとされる。これは人間の歩行を考えれば当然の事であり、痛めている足だけで体重を支えることが困難なために、補助的に片杖を使って体重を分散(理想的には1/2)するのが目的だからだ。もっとも現実は痛みの為に片杖側に身体を傾けてしまい障害のある足(痛い)は外に広げがちになる。これは人間の痛みに対する防衛本能である事から無意識行動であるが、リハビリテーションを目的とした場合は特に、出来るだけ垂直に体を立て体重を1/2ずつ分散して歩けるよう意識して歩行するのが重要である。回復が見込めない障害の場合でも、杖に頼る姿勢は身体の歪みの原因となるため正しい歩行を意識したいものである。
 
片杖がリハビリに向いている理由を記す。両手に持った松葉杖はサポート部を脇に当てる事でしっかりした安定性を確保できるため、体重の多くを上半身で支えることが出来る。しかし多くの場合リハビリ段階に入ると、これが裏目に出てしまい過剰に足をかばってしまう事になる。そこで松葉杖を一本にしたり、ロフストランドクラッチや、[[エルゴグリフクラッチ]]に移行する事で体重を否応ナシに足に荷重して行く訓練をすることが、昨今の医療的にはリハビリよりもより効果的だと言われる。特に骨折の場合は体重を骨に加える事からギスを巻いて体重をかけなかった期間に衰えた(細った)骨の強化を期待出来る。しかし痛いからと言ってそれを怠ると骨が細く弱くなりまた骨折してしまう事も危惧される。もちろん片杖への移行判断は整形外科医の判断に従うべきであり、理学療法士の指導の元で行うべきでもある。
 
== 関連項目 ==