「チュシ・ガンドゥク」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m ロボットによる 変更: de:Chushi Gangdrug |
Dalaibaatur (会話 | 投稿記録) 記事の一部を増補 |
||
1行目:
'''チュシ・ガンドゥク'''（ཆུ་བཞི་སྒང་དྲུག་ [[ワイリー方式]]
==概要==
*地域名称
:「チュシ・ガンドゥク」というのは、チベット語で「4つの川と6つの山脈」という意味であり、[[カム (チベット)|カム]]のことを指している。
*抗中統一ゲリラ組織
また、チュシ・ガンドゥクは、[[蒋介石]]率いる[[台湾]]の[[中華民国]]政府からの援助も受けていた。チュシ・ガンドゥクの「司令長官」は、[[ゴンポ・タシ]]であった。▼
:チベットでは、1955年より、ダライラマを長とする[[ガンデンポタン]]が管轄する[[西蔵]]地域をのぞき、社会を社会主義式に改造する「[[民主改革]]」が開始された。[[カム]]地方では、この「改革」の押しつけに対する反発から翌1656年より、中国支配に反発する民衆蜂起が勃発([[チベット動乱]]の開始)、一時的に中国の軍事・行政機構が同地より一掃された。中国人民解放軍はただちにこれに反撃、敗北したカム地方の兵士や民衆は難民と化して、ガンデンポタンのもと平穏をたもっていた中央チベット(=西蔵)に逃げ込んだ。
:
1960年以降、チュシ・ガンドゥクは、[[ネパール]]北部の[[ムスタン王国|ムスタン]]からゲリラ作戦を指揮していた。このゲリラ作戦は、1974年にCIAがチベット抵抗運動の支援プログラムを打ち切った時点で中断され、チベット人たちの精神的な指導者である[[ダライ・ラマ]]は、チベット人に対して、武器を置いて平和裏に降伏することを指示するメッセージをテープに録音した。▼
:チベットの[[カム (チベット)|カム]]および[[アムド]]地方の抵抗勢力は、1958年、中央チベットにおいて抗中ゲリラの統一組織を結成した。それがチュシ・ガンドゥクである。その主な目標として、中国からチベットおよび[[チベット仏教]]を守ることが掲げられた。
:
:チュシ・ガンドゥクは[[社会主義陣営]]と[[自由主義陣営]](資本主義陣営)が世界を２分してにらみあう[[冷戦]]構造にくみこまれ、発足からほどなくして、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[アメリカ中央情報局|CIA]]から接触をうけ、その物質的な援助を受けるようになった。その援助の中には、武器・弾薬の供与や、米国領土内でのゲリラ部隊の兵士に対する訓練も含まれていた。
:
▲:また、チュシ・ガンドゥクは、[[蒋介石]]率いる[[台湾]]の[[中華民国]]政府からの援助も受けていた。チュシ・ガンドゥクの「司令長官」は、[[ゴンポ・タシ]]であった。
:
▲:1960年以降、チュシ・ガンドゥクは、[[ネパール]]北部の[[ムスタン王国|ムスタン]]からゲリラ作戦を指揮していた。このゲリラ作戦は、1974年にCIAがチベット抵抗運動の支援プログラムを打ち切った時点で中断され、チベット人たちの精神的な指導者である[[ダライ・ラマ]]は、チベット人に対して、武器を置いて平和裏に降伏することを指示するメッセージをテープに録音した。
==関連項目==
| |||