「シリカゲル」の版間の差分

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'''シリカゲル''' (silica gel) とは、[[メタケイ酸ナトリウム]] (Na<sub>2</sub>SiO<sub>3</sub>) の[[水溶液]]を放置することによって生じる酸成分の加水分解で得られるケイ酸ゲルを[[脱水]]・[[乾燥]]したものである。[[組成式]]は SiO<sub>2</sub>・nH<sub>2</sub>O、[[CAS登録番号]]は 7631-86-9 である。
 
多孔質構造([[細孔]]構造)を持ち[[表面積]]が広いため、[[乾燥剤]]や[[触媒]]の担体として利用される。無色半透明であるが、水分の指示薬として[[塩化コバルト|塩化コバルト(II)]] を添加したものは青(水分吸着力が大)から淡桃色(水分吸着力はほとんどない)を呈している。加熱すると水分を放出して、乾燥剤として再生される。家庭で再生する場合は電子レンジで加熱する方法がシリカゲルの多孔質表面が汚れず効率的である。{{要出典}}
 
また、カラムクロマトグラフィーの担体としても利用されるが、この場合はケイ酸末端が Si=O ではなく Si(OH)<sub>2</sub> となるように処理されている。疎水性基で化学修飾した逆相担体や化学修飾担体の製品も製造されている。{{main2|カラムクロマトグラフィー担体のシリカゲル|カラムクロマトグラフィー}}