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'''ウミユリ'''は[[ウミユリ綱]]に分類される[[棘皮動物]]の一群である。「[[ユリ]]」の名前がついているために[[植物]]のような印象を与えるが、[[ヒトデ]]や[[ウニ]]と同じ棘皮動物の仲間である。現在は[[水質]]の変化が少ない各国の海([[深海]])に棲み、体長は35~50cm。[[生きている化石]]としても有名である。海底に生息しているため、生体を見ることはなかなか難しい。古代では浅瀬にも生息していた
 
== 特徴 ==
ウミユリは[[根]]や[[茎]]のように見える支持体と、[[花弁]]のような[[腕]]を持っている。種によっては[[海藻]]のような外見を呈し、体色もあざやかなものが多い。腕によって海中の[[プランクトン]]などを捕らえ、餌としている。幼体の間は自由に海を泳ぎまわることができる。成体になるとウミユリは普段は[[岩]]などに接着して[[固着性]]の生活を営むが、稀に基物を離れて海中を漂う事もある。
 
== 化石 ==
[[Image:Crinoids.jpg|thumb|left|250px|ウミユリの化石]]
 
ウミユリの[[化石]]が多く見つかるのは、約2億5000万年前の[[地層]]である。5億年以上前の地層から出土した例もあるという。ウミユリの体は脆弱であり、全体に骨格が小さな節に分かれているので、それらがばらばらになり、全形をとどめないことが多い。ばらばらの節だけが堆積した石灰岩も見られる。生息数も多いようで、日本中からもたくさんの化石が見つかっている。
 
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