「即位灌頂」の版間の差分

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{{密教}}
'''即位灌頂'''(そくいかんじょう)とは、[[11世紀]]ないし[[13世紀]]から[[江戸時代]]にかけて、[[天皇]]の[[即位の礼|即位式]]の中で行われた[[密教]]儀式で、その内容は秘儀とされていた。一般的には即位式の前に[[摂関家]]、主に[[二条家]]の人物から[[天皇]]に対して[[印相]]と[[真言]]が伝授される「印明伝授」と呼ばれる伝授行為と、即位式の中で天皇が伝授された印明を結び、真言を唱える実修行為を併せて即位灌頂と呼んでいるが、印明伝授と即位灌頂の実修を明確に区別する研究者もある<ref>上川 通夫「中世の即位儀礼と仏教」、408頁</ref>。ここでは印明伝授と即位灌頂を併せて説明する。