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'''杜 牧'''(と ぼく、[[803年]]([[貞元_(唐)|貞元]]19年)- [[853年]]([[大中]]6年))は中国、[[唐#晩唐|晩唐]]期の詩人。京兆府万年県(現[[陝西省]][[西安]]市)の人。[[字]](あざな)は牧之。号は樊川。[[Image:Du Mu.jpg|thumb|250px|杜牧・『晩笑堂竹荘畫傳』より]]
 
'''杜 牧'''(と ぼく、[[803年]]([[貞元_(唐)|貞元]]19年)- [[853年]]([[大中]]6年))は中国、[[唐#晩唐|晩唐]]期の詩人。京兆府万年県(現[[陝西省]][[西安]]市)の人。[[字]](あざな)は牧之。号は樊川。
晩唐の繊細な技巧的風潮を排し、平明で豪放な詩を作った。風流詩と詠史、時事諷詠を得意とし、艶麗と剛健の両面を持つ。[[絶句|七言絶句]]に優れた作品が多い。
 
晩唐の繊細な技巧的風潮を排し、平明で豪放な詩を作った。風流詩と詠史、時事諷詠を得意とし、艶麗と剛健の両面を持つ。[[絶句|七言絶句]]に優れた作品が多い。[[杜甫]]の「老杜」に対し「小杜」と呼ばれ、また同時代の[[李商隠]]と共に「晩唐の李杜」とも称される。
祖父に中唐の歴史家・[[杜佑]]を持ち、詩人の[[杜荀鶴]]は庶子と言われる。
 
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晩唐を代表する詩人で人気も高い杜牧であるが、[[盛唐]]を重視し、[[中唐]]・晩唐の詩を批判する[[明]]の[[古文辞派]]の文学観を反映した『[[唐詩選]]』には1篇も選ばれていない。
 
== 近年の訳注 ==
*『杜牧詩選』 松浦友久・植木久行編訳、[[岩波文庫]]、2004年
*『漢詩を読む 杜牧一〇〇選―「風流才子」杜牧の詩と人生』[[石川忠久]]著、[[NHK]]ライブラリー、2004年
 
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*[http://qingdaopage.com/sanyang/cont09.html 杜牧詩選]
*[[漢詩]]
*[[全唐詩]]
*[[中国文学]]
*[[詩人一覧]]