「個人旅行」の版間の差分

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=== 保障の有無 ===
自由旅行が自己責任であることは言うまでもないが、手配旅行も旅行会社側に補償義務はなく、トラブルや日程変更に際しては自分自身が航空会社やホテル等と直接交渉するのが原則となる。近年は[[インターネット]]上で航空券やホテルの予約が可能になってきているが、予約後の問い合わせや交渉がスムーズにいくとは限らない。特に海外の[[ウェブサイト]]を利用した場合、各種交渉を英語で行わなければならない場合が多いため注意が必要である。
 
なおそれに対して、受注型企画旅行および個人向け募集型企画旅行では、個人向けの旅行であっても'''通常のパッケージツアーと同様の保障を受けることができる'''。旅行中の事故や旅行日程の変更などに対して補償金の支払いが義務付けられているほか、旅先等でのトラブルについても旅行会社側の対応に委ねることができる。
 
=== 訪問先の制限 ===
また、以下のように、個人旅行では訪問が困難な場所もある。
* 美術館等の非公開部分、科学施設、軍事施設など。これらを訪れるには特別な許可を得たパッケージツアーに参加しなければならない。
* 個人客の入場を制限している観光地(夏季の[[エカテリーナ宮殿]]など)。何らかの理由で集団の客を優先して入場させるためである。これらは現地オプショナルツアーに参加することで訪問が可能になることが多い
 
=== 国家による制限 ===
なお、自由旅行が不可能な国家([[ブータン]]、[[サウジアラビア]]、[[北朝鮮]])もあるが、これらは受注型企画旅行または募集型企画旅行の形態で個人旅行としてなければ訪れることは難しい。これらに個人で申し込めば個人旅行が可能である。いわゆる自由旅行はが、それきず、現地係員もガイドとともに事前の計画通りに行動すること必要要求される。
 
[[ロシア]]は、事前に全ての日程(宿泊先のみ)を大使館に届け出なければならない。この際、ロシア外務省の公認するロシア国内の旅行会社の承認(招待状=インビテーション)も合わせて必要であり、これを個人が入手するのは困難である。このため、少なくとも宿泊先の手配だけは旅行会社を通じて行い、上記手続きを代行してもらうのが一般的である。形態としては手配旅行、受注型企画旅行、募集型企画旅行のいずれかを利用することになる。なお、ガイドは不要であり、日中は自由に行動できる。
 
=== 案内・送迎 ===
通常のパッケージツアーでは当然とされる、空港でのチェックイン、出入国手続き、現地での送迎、宿泊施設における係員ガイドの世話が無いか、または簡素化されている。
 
* 自由旅行・手配旅行では上記サービスは原則として無い。現地送迎については旅行会社に個別に依頼することで可能になることもある。
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== 自由旅行との違い ==
[[自由旅行]]に明確な定義は無いが、旅行会社への依存度を最小限に留めた旅行形態を指す。従って、旅行会社によって旅程が確定された受注型企画旅行および募集型企画旅行は自由旅行に含めないのが普通である。つまり、個人旅行の中で特に自由度の高いものを自由旅行と呼ぶと考えればよい。一般には両者の意味が混同して使われることが多い。
 
== 海外個人旅行のインターネット手配 ==
近年は[[インターネット]]の発達の影響もあり、[[旅行会社]]の窓口を通さずに直接個人が宿などの予約を入れる旅行者も多くなった。インターネット予約は利便性・簡易性・商品価格の安さなど利点が多いが、一方では、予約が容易になったがゆえに発生する問題もある。
 
特に海外旅行における英文[[ウェブサイト]]を利用しての予約は、[[電話]]と違って[[英語]]で会話をする必要がない、[[日本]]の[[旅行代理店]]を通さないため[[手数料]]がかからない、代理店を通す場合も現地代理店のほうが料金が安い、旅行商品(現地発着ツアーなど)の選択肢が広がる、などの理由から人気がある。しかし利用条件や購入に関する説明が英文で書かれていること、また予約後の問い合わせや交渉、トラブル解決などは英語で行わねばならない場合が大多数であるため、予約段階で発生した問題を自力で解決できなくなり、旅行情報の[[電子掲示板]]に助けを求める旅行者もしばしば見受けられる。
 
== 内容の多様化 ==
個人旅行(自由旅行)というと従来[[バックパッカー]]のイメージが強かったが、近年における個人旅行は必ずしも「若者、[[バックパック]]、安宿、節約旅行」だけではない。「女性一人旅、[[ショルダーバッグ]]、中級ホテル、[[エステ]]体験」のこともあるし、「中高年、[[スーツケース]]、高級[[ホテル]]、高級[[レストラン]]でのディナーと[[オペラ]]鑑賞」などを伴うデラックスな自由旅行も増えている。
 
また、[[航空券]]だけ購入しあえ細かい旅程を決めないことを好むずに出発する真の自由旅行に徹する旅行者(バックパッカーに多い)、出発前に大まかに旅程を決めてから行く出発する旅行者、旅程をしっかり組んで、ある程度全ての予約を入れてから出発する旅行者と、自由旅行の様式も人それぞれである。自由行動の多いパッケージツアーに申し込み、一部に現地発着ツアーを利用するなど、旅行会社の既存商品を組み合わせて旅行する個人旅行者も多い
 
== 関連項目 ==