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という。
 
例えば、10進法において、自然数 61 に対する[[基数]] 10 の補数は <math>10^2 - 61 = 39</math>である。また、2進法において、自然数 <math>10010_2 (= 18_{10})</math> に対する[[基数]] 2 の補数は <math>2^5 - 18 = 1110_2 (= 14_{10})</math> である。
 
定義より明らかなしたように考えると、''a'' の[[基数]]の補数と ''a'' とを足すと、桁数が1つ増える最小の自然数(<math>= b^n</math>)となり、''a'' の[[減基数]]の補数と ''a'' とを足すと、桁数が増えない最大の自然数(<math>= b^n - 1</math>)となる。
 
基数 ''b'' が文脈上明らかなときには、「''b'' 進法における」という表現はしばしば省略される。
 
しかし、[[基数]]が明らかでないときに省略すると、「<math>\beta</math> の補数」と表現した場合、<math>(\beta + 1)</math> 進法における[[減基数]]の補数と <math>\beta</math> 進法における基数の補数のいずれを指すのか曖昧になる(これらの値は必ずしも等しくない)。例えば、単純に「9 の補数」と表現すると、「10 進法における減基数(としての9 )の補数」なのか「9 進法における基数(である9 )の補数」なのか判別できない。
 
一方、「基数の補数」や「減基数の補数」という用語を用いればこのような意味での曖昧さはない。