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'''奥村 栄明 '''（おくむら はるあき、[[永禄]]11年（[[1568年]]） - [[元和 (日本)|元和]]6年[[5月20日 (旧暦)|5月20日]]（[[1620年]][[6月20日]]））は、[[加賀藩]]年寄。加賀八家奥村宗家第2代当主。

 

 

永禄11年（1568年）前田家家老奥村永福の長男として尾張荒子に生まれる。父が[[佐々成政]]への押さえとして[[末森城 (能登国)|末森城]]を任されると弟易英と共に同行。[[天正]]12年（[[1584年]]）佐々成政に末森城を攻められた際に父と共に城を守る。天正18年（[[1590年]]）[[小田原の役]]に出陣。嫡男栄政が舅山崎長徳の居城[[放生津城]]で誕生。[[慶長]]元年（[[1596年]]）従五位河内守に任官する。慶長4年（[[1599年]]）父の隠居により家督と知行1万650石を相続。慶長5年（[[1600年]]）[[関ヶ原の戦い]]では加賀[[大聖寺城]]攻撃、[[浅井畷の戦い]]で戦功を挙げている。慶長19年（1614年）大坂冬の陣、慶長20年（1615年）の大坂夏の陣に出陣。その功で3000石加増。元和元年（[[1615年]]）弟栄頼が、藩主[[前田利常|利常]]と対立して前田家を退身した際には、父永福の制止で同調しなかった。同年世子[[前田光高]]誕生の際に蟇目役を務めた。以降、藩主家に子供が誕生した際に、奥村家の当主が蟇目役を務めることとなった。元和6年（1620年）5月20日没。享年53。家督は嫡男栄政が相続した。