「ボーイズラブ」の版間の差分

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== 概要 ==
{{独自研究}}
[[少年愛]]を英語に置き換え、''boys love''としたもので[[和製英語]]である。'''BL'''と略されることもある。[[1990年代]]中頃から用いられ始めた。元々は雑誌『[[JUNE]]』の名前を取ってからそのまま「JUNE」と呼ばれていたが、『ビブロス』や『ぱふ』など複数の雑誌がこのジャンルに参入し「ボーイズラブ」を使い始め普及していった(主に『ビブロス』や『ぱふ』など)。英語圏では日本語を導入して「Shōnen-ai」という。
 
似た言葉に[[少年愛]]・[[ショタコン]]・[[やおい]]・[[JUNE]]などの類似語があるが前二者が少年に対する愛情・[[嗜好]]そのものを指すのに対し、後二者がそのような嗜好を持った少年同士の関係(多くの場合[[性行為]]を伴う少年同士の関係に主眼を置いた創作物のジャンルを指すという点で異なっている。ボーイズラブは後者の方に属する言葉。最近は代わりに「美しい男」から「ビューティフルガイ」(「美しい男」の意味)と言う呼び方もされている{{要出典}}。
 
ボーイズラブに該当する作品の多くが現実の[[同性愛]]というよりは女性の理想の恋愛像を描くことが多いため、男性同性愛者の中にはボーイズラブを嫌悪する者もいる。
 
なお、'''やおい'''はボーイズラブ・JUNE・パロディやおい・[[同人誌]]・商業出版の全てを含む総称でありボーイズラブも[[やおい]]の一部である。だがボーイズラブという単語はもともとJUNEから派生し商業出版で生まれて普及した単語なので、JUNEと同じくパロディやおいとは別ジャンルとして扱われる。JUNEよりも耽美さや暗さがなく、JUNEよりも明るく軽い作品が多い。パロディやおいとJUNEはもともと男同士の恋愛を扱っているという以外はほぼ別ジャンルであったが初期は書き手が少なかったため、パロディ・やおいの作家をボーイズラブに引っ張ってくることも多くあった。一方で「やおい」という言葉が一般にも流布しつつあることにより、「BL」をパロディやおいを表すより語感の軽い代替語として使用している例もみられる。
 
ボーイズラブの作家には[[青年漫画]]で活躍している作家や、[[少女漫画家]]として活動する作家もいる(ペンネームを変えている場合もあれば、同じペンネームを使っている場合もある)。
 
恋愛をテーマとしていること、絵柄の美麗さ([[少年漫画]]風、[[青年漫画]]風、[[劇画]]調など例外も多い物の絵柄の美麗さなどから[[少女漫画]]と混同されがちであるがジャンルとしてはほぼ独立がなされている。
 
また、ボーイズラブには「少年」同士のものが多いものの、以前は敬遠されていた「オヤジ受」「猛者受」などというものも確立されてきて、ガイズラブ・シニアラブなどボーイズ(少年)よりも年齢の高い世代同士での作品も増えている。
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== メディア展開 ==
{{独自研究}}
[[小説]]・[[漫画]]・[[映画]]のみならず[[ドラマCD]]や[[アダルトゲーム]]、[[OVA]]、[[アダルトビデオ]]などにもボーイズラブ作品があり、特に女子学生や主婦の間で人気があるという。ボーイズラブゲームは「ボブゲ」もしくは「BLG」と略される。[[アニメイト]]など、アニメグッズを専門に取り扱っている店の中にはボーイズラブコーナーを設けているところも多い。一部の一般[[書店]]では露骨な性的描写がありながら年齢制限を設けていない場合もあり、一部非難の声が上がっている。その一方で漫画雑誌についてはごくごく一部の書店のみではあるが、「女性成人向けコーナー」を設け[[レディースコミック]]雑誌や[[ティーンズラブ]]漫画雑誌とともにそこに隔離し未成年に買わせないような工夫をしてはいる。
 
== 特殊用語 ==
[[{{main|腐女子]]の項目を参照}}
 
== ボーイズラブ小説のレーベル ==
=== 概要 ===
ほとんどが[[新書]]版([[ノベルズ]])・[[文庫本|文庫]]版での出版だが、角川書店等では高い人気を得た作品は単行本で出版されることもある(主に角川書店)
 
[[2000年代]]に入った頃から男性向けアダルト本の出版社が男性向けの売り上げが様々な規制のあおりを受け凋落し始めたのを受け、そのノウハウをボーイズ・ラブジャンルに応用する形で次々と新規参入を果たしたためレーベル数は肥大化し膨大になっている。そのため老舗として知られたレーベルに影響が見え始めており、リーフ出版の倒産、クリスタル文庫の出版鈍化などが起きている。
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* オヴィスノベルズ([[茜新社]])
* キャラ文庫([[徳間書店]])
* キルシェノベルズ([[マイクロマガジン]])
* CROSS NOVELS([[笠倉出版社]])
* クリスタル文庫(成美堂出版)
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* [[プラチナ文庫]](プランタン出版・販売[[フランス書院]])
* ベリーノベルス([[永岡書店]])…2005年に1度出たのみ。その後発行は止まっている
* ラキアノベルス(ハイランド)…版元・ハイランドがビブロスの関連会社だったため、あおりを受けて連鎖倒産。レーベルは消滅
* ラキア・スーパーエクストラ・ノベルズ(ハイランド)…上記に同じ
* ラピス文庫(プランタン出版・販売フランス書院)
* リーフノベルス([[リーフ出版]])…2007年版元経営破綻により消滅
* リンクスロマンス([[幻冬舎コミックス]])
* ルチル文庫(幻冬舎コミックス)
* [[角川ルビー文庫]]([[角川書店]]
 
== 主なボーイズラブ漫画誌 ==
小説も出していることが多い
* drap ドラ(コアマガジン)
* [[Chara (雑誌)|Chara]] キャラ(徳間書店)
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* 小説b-Boy(リブレ出版)
* 小説アクア(オークラ出版)
* 小説リンクス([[幻冬舎]]
* 小説ディアプラス(新書館)
* 小説キャラ(徳間書店)
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* サイバーフェイズ
* バナナジュースカンパニー(モモアンドグレープス社)
* [[フィフスアベニュー]](販売協力:白泉社・[[ジェネオン・ユニバーサル・エンタテイメントジャパン]])
* [[マリン・エンタテインメント]](販売協力:ジェネオン・ユニバーサル・エンタテイメントジャパン
* [[ムービック]](販売協力:ジェネオン・ユニバーサル・エンタテイメントジャパン
* Binetsu([[ランティス]])
* [[リーフ出版]]
* [[リブレ出版]]
* Atis collection