「コンピュータ歴史博物館」の版間の差分

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==歴史==
 
ボストンの''コンピュータ博物館''(''Computer Museum'')が歴史に関するコレクションをカリフォルニアのMoffet Fieldに送って、そこに博物館を設立したのがコンピュータ歴史博物館の始まりである。したがって最初はコンピュータ博物館の西海岸部門という扱いで、名前も''コンピュータ博物館歴史センター''(''Computer Museum History Center'')だった<ref>[http://www.computerhistory.org/about/press_relations/background/ Backgrounder] Press release on the Computer History Museum website.</ref>。2001年に現在の名前に変わり、この情報時代のストーリーや制作物とその影響を保存し展示する専門の施設になっとして運営されている。元のコンピュータ博物館は1999年に閉鎖されて、そこの展示物は一度全部ボストンの科学博物館(Museum of Science)に移設されたが、2000年2月には残りの歴史的価値のある残りの展示物がMoffet Field現在のコンピュータ歴史博物館歴史センターに移された。当初、博物館はMoffet Fieldの以前は海軍基地の家具屋として使われていた古いビルに入居していたが、その後現在のビル(このビルは以前[[シリコングラフィックス]]のものだった)を取得し、そこに2003年に移転した。
 
==現在==
以前はメディア担当責任者だったJohn Hollarが、2008年7月からコンピュータ歴史博物館のCEOを務めている。博物館で展示されているものは、コンピュータの歴史の主要なマイルストーンに関する展示物、コンピュータ[[チェス]]の歴史、[[シリコンバレー]]の企業や人々の発明品などである。チャールズ・バベッジが1840年代にデザインして、その後ロンドンの科学博物館が制作した[[階差機関]]も、2008年5月10日から2009年12月までにかけて展示されている。<ref>{{cite web
|url=http://www.engadget.com/2008/04/21/computer-history-museum-unboxes-a-babbage-difference-engine/
|title=Computer History Museum unboxes a Babbage difference engine
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}}</ref>
博物館の1,400m&sup2;にもなる「コンピュータの年表」(Timeline of Computing History)という展示は、この2000年間のコンピューティングの歴史をカバーする予定で、2009年末に公開される予定である。
 
コンピュータ歴史博物館は、世界最大級の重要なコレクションを所有している。多数のレアなあるいは一点物のものが展示されており、そのなかには[[Cray-1]]スーパーコンピュータ、[[Cray-2]]、[[Cray-3]]、[[Cray-4]]のパーツ、[[Utah teapot|ユタティーポット]]、Neiman Marcusの1969年のキッチンコンピュータ、Hewitt Craneの磁気論理回路のみからなるコンピュータ、[[Apple I]]、カスタマイズされたWebサーバが搭載された[[Google]]の初期のサーバーラック<ref>[http://www.baselinemag.com/article2/0,1540,1985045,00.asp How Google Works, David F. Carr - Baseline Magazine July 6th 2006]</ref>、世界で最初のコインを入れて遊ぶビデオゲームの筐体などがある。5万点近いコンピュータ、写真、動画のほか、1,200メートルの目録、数百GBのソフトウェアからなるコレクションである。
 
案内人や受付のボランティアグループに参加して、コンピュータ歴史博物館の活動を手伝うこともできる。活動には、定期的な展示品ツアー、レクチャー、コンピュータ歴史博物館フェロー賞、コンピュータの復旧<ref>{{cite web | title = 1401 “Rebuilding the IBM,” by Philip E. Ross, IEEE Spectrum, November 2009 | url = http://spectrum.ieee.org/computing/hardware/rebuilding-the-ibm-1401 | accessdate = 2010-01-04 }}</ref>、保存作業、そのほか特別イベントなどがある。営業時間内には、ボランティアがバベッジの階差機関を実際に動かしてみせている。