「フェード」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Oiau (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
1行目:
{{Otheruses||ゴルフ用語のフェード|ゴルフ}}
{{Redirect|フェード・アウト|小泉今日子のシングル|Fade Out (小泉今日子)}}
'''フェード''' (fade)(fade) とは、衰える、萎むといった意味の[[英語]]である。
 
== 映像編集 ==
'''フェード'''は[[映像編集]]技術用語のひとつである。フェードイン(fade-in あるいは fade-up)とフェードアウト(fade (fade-out)out) の2種類がある。
 
フェードインは「一色の状態から徐々に映像が見えている状態に移り変わること」であり、フェードアウトは「映像が見えている状態から徐々に一色に移り変わること」である。「一色の状態」は、古くは黒が多かったが、編集機材の発展に伴い黒縛りはなくなり、現在では「ホワイトフェード(白からのフェードイン、白へのフェードアウト)」なども多用されている。主として物語の展開の上でひと区切りつける必要がある場合に使われる。
 
2つの映像の片方をフェードアウト (FO) し同時に他方をフェードイン (FI) することで画面を切り替える手法を'''クロスフェード'''・'''ディゾルブ'''・'''オーバーラップ'''という。ファイナルラップとは違う。
<gallery>
file:Fade in.jpg|フェードイン
16行目:
 
== 音響 ==
'''フェード'''は[[舞台音響]]および[[録音]]の用語でもある。次第に音が小さくなっていくのをフェードアウト、次第に大きくなってくるのをフェードインという。2つの音源A, Bがあり、Aが小さくなりながら、同時にBが大きくなるのを'''クロスフェード'''と呼ぶ。このとき操作に用いる[[ミキシング・コンソール]]の音量調節つまみを'''フェーダー'''と称する。
 
なかでもフェードアウトは、現在、[[J-POP|邦楽]]・[[ポピュラー音楽|洋楽]]問わず様々な楽曲で多く利用される手法である。<!-- 特に邦楽では[[中島みゆき]]や[[w-inds.]]の楽曲で用いることが多い。 -->
28行目:
[[摩擦ブレーキ]]を使用すると摩擦により発熱するが、摩擦材が過熱し材料によって決まる温度より高くなると極端に摩擦係数が小さくなり、その結果ブレーキが効きにくくなる。この現象を'''フェード'''と称する。熱が逃げにくい構造の[[ドラムブレーキ]]に発生しやすいが、[[ディスクブレーキ]]でも発生する。
 
放熱用に、ドラムブレーキには放熱フィンを備えたものや、ディスクブレーキには放熱用の溝や穴を開けてあるもの(ベンチレーテッドディスクと呼ばれる)もある。フェードを防ぐには、非摩擦ブレーキである[[エンジンブレーキ]]や[[排気ブレーキ]]、[[リターダ|リターダー]]などを活用するのがよい。
 
== 関連項目 ==