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1行目: [[File:Bundesarchiv Bild 102-00540A, Berlin, Revolutionskämpfe.jpg\|thumb\|upright=1.5\|1919年1月：蜂起中のベルリンのバリケード]]'''スパルタクス団蜂起'''（すぱるたくすだんほうき（'''1月蜂起'''（''Januaraufstand''）としても知られる）、{{lang-de-short\| ''Spartakusaufstand''}}）は、1919年1月5日から1月12日の[[ドイツ]]の[[ゼネラル・ストライキ\|ゼネスト]]（それにゼネストに付随した武装闘争）のことである。鎮圧とともに[[ドイツ革命]]が終焉したとみなされている。スパルタクス団蜂起という名称は、[[スパルタクス団]]や[[ドイツ共産党]]（KPD）が蜂起を始めたり指導せず、始まってから参加だけしたために一般に用いられている。ドイツで[[ヴァイマル共和政\|ワイマール政府]]に対して幻滅させることになる数多くの理由の一つに過ぎなかった。 ==経緯== 蜂起が起こったのは、「人民の代理委員会」（''[[:en:Rat der Volksbeauftragten\|Rat der Volksbeauftragten]]''）による[[ドイツ独立社会民主党]]（USPD）党員で主に政治がUSPDが1918年12月29日に委員会を去ってから[[ドイツ社会民主党]]（SPD）の[[フリードリヒ・エーベルト]]により支配された[[ベルリン]]の警察長官[[エミル＝アイヒホルン]]が解任されてからである。 ===背景=== 帝国崩壊後のドイツの統治は「人民の代理委員会」（''[[:en:Rat der Volksbeauftragten\|Rat der Volksbeauftragten]]''）が当たっていた。しかし1918年12月23日に左派の[[人民海兵団]]（[[:de:Volksmarinedivision\|de]]）の武装解除を発端とした暴動が発生し（[[人民海兵団事件]]）、12月29日に[[ドイツ独立社会民主党]]（USPD）が委員会から離脱した。その後委員会の主導権を握ったのは、[[フリードリヒ・エーベルト]]を代表とする[[ドイツ社会民主党\|社会民主党（SPD）]]となった。12月30日にはスパルタクス団の主導によりドイツ共産党が成立した。しかしUSPDの急進左派であり、スパルタクス団と近かった[[革命的オプロイテ]]（[[:de:Revolutionäre Obleute\|de]]）は合流しなかった。 ===発端=== 1919年1月5日、USPDの党員で唯一要職にあった[[ベルリン]]の警察長官[[エミール・アイヒホルン]]（[[:de:Emil Eichhorn\|de]]）が委員会によって解任された。アイヒホルンは解任を拒否し、警察の建物に立て籠もった。この時数人の労働者が、自発的にベルリンコッホシュトラーセの新聞社の編集事務所を閉鎖し、通りにバリケードを築いた。まもなく更に多くの労働者が加わり、SPDの機関紙「前進」（''[[:en:Vorwärts\|Vorwärts]]''）の事務所などの新聞社街の通りを数箇所封鎖した。この新聞は9月初めからスパルタクス団を敵視する記事を印刷していた。 ===革命委員会=== USPDとKPDの指導者は、まもなく労働者の運動を支持することを決定した。1月7日にこの週末にベルリンの下町に押し寄せた人々は、50万人に上るゼネストに発展した。しかし次の二日間でストの指導者~~所謂'''~~、いわゆる『革命委員会~~'''~~』は続行方法を決定できなかった。武装闘争を主張する人がいれば、エーベルトとの対話を求める者がいた。労働者は依然として武装したままビル街に居座っていた。共産党の内部でさえ方針に対する意見の一致は見られなかった。[[ローザ・ルクセンブルク]]と違い[[カール・リープクネヒト]]はKPDが労働者に非常な距離を別の方法で置けるためにエーベルト政府を暴力的に転覆することを主張した。同時にKPD指導者数人がベルリンに駐屯する[[連隊]]、特に~~[[:en:Volksmarinedivision\|''Volksmarinedivision'']]~~人民海兵団を自分達の側に引き寄せようとした。こ共産党は自らの武~~装方針は~~力を高めることで市街戦を防げると考えられていた。しかし殆どの兵士が既に帰宅したり~~''Rat der Volksbeauftragten''~~『人民の代理委員会』に忠誠を誓ったために失敗に終わった。 ===鎮圧=== 1月8日、USPDがフリードリヒ＝エーベルトを対話に誘うと、KPDは'''革命委員会'''を去った。こうしたことが行われたとはいえ、労働者は「Die Stunde der Abrechnung naht!」（'''復讐の時はまもなく来る！'''）と題する''Vorwärts''により発行されるビラやSPD幹部が労働者を抑圧するために雇った'''[[ドイツ義勇軍]]'''（[[ヴァイマル共和政]]や11月革命と戦う反共和政準軍事組織）について知った。エーベルトは1月6日に[[ドイツの国防大臣一覧\|国防大臣]][[グスタフ・ノスケ]]に（SPD党員でもある）そのように指示した。その時'''革命委員会'''はSPDとの対話を止めた。スパルタクス団はその時党員に武装闘争に参加するよう求めた。 1月6日、エーベルトは[[ドイツの国防大臣一覧\|国防大臣]][[グスタフ・ノスケ]]に最高指揮権を与え、武力鎮圧を決した。ノスケは『[[ドイツ義勇軍\|ドイツ義勇軍（フライコーア）]]』の武力を用い、デモを鎮圧することを決めた。労働者は『Vorwärts』により発行される「Die Stunde der Abrechnung naht!」（'''復讐の時はまもなく来る！'''）と題するビラでこの事を知った。1月8日、USPDの右派がエーベルトと『革命委員会』の対話を仲介した。しかし交渉は決裂し、KPDは『革命委員会』を去った。その時『革命委員会』はSPDとの対話を止めた。スパルタクス団はその時党員に武装闘争に参加するよう求めた。同じ日、エーベルトは~~'''[[~~ドイツ義勇軍~~]]'''~~に労働者への攻撃を命じた。元兵士は依然として[[第一次世界大戦]]からの武装をしており、恐るべき優位に立っていた。労働者が選挙していた通りや建物を急速に奪還し、た。労働者の多くが、降伏し、また多くの労働者が射殺され~~ることも肯んじなかっ~~た。数知れない市民もこの戦闘での巻き添えとなり死亡した。1月15日、リープクネヒトとルクセンブルクは、ドイツ義勇軍に捕らえられ、殺された。 ==関連項目== 18 ⟶ 23行目: ==外部リンク== [http://www.historicaleye.com/bloodhounds.html The Battle for Berlin 1918-1919] ==参考資料== [[林健太郎]]『ワイマル共和国―ヒトラーを出現させたもの』（中公新書）ISBN 978-4121000279 [[Category:ドイツ帝国]] [[Category:労働争議]] [[Category:ヴァイマル共和政]] [[Category:共産主義]] [[br:Reveulzi spartakour]]

「スパルタクス団蜂起」の版間の差分