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『'''哲学探究'''』は、哲学者[[ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン]]によって執筆され、死後の1953年に彼の遺稿をまとめて出版された著作の名。ただし、彼が編集したものではないある。
== 概要 ==
通常、『論理哲学論考』で示された前期ウィットゲンシュタインに対して後期ウィトゲンシュタイン哲学の代表作とされ、る研究である。後期のウィトゲンシュタインにおける重要な概念、「[[言語ゲーム]]」や「[[家族的類似性]]」という語や、同じく重要なアイディアである「規則に従うこと」「[[私的言語]]の不可能性」「[[志向性]]」等の考察が記されている。かつて、『哲学探求』とも訳された。が、原語をそのまま訳すると、「哲学的研究」が最も近いものとなる。しかし、日本語訳者がその表現を嫌い、「哲学研究」と訳したもので発表しようとしたものの、研究より探求のほうがよいのではないかと迷い、その結果まず研の文字だけ直したものが定着したという逸話を持つ。
== 文献 ==
*藤本隆志訳『哲学探究 ウィトゲンシュタイン全集第8巻』(大修館書店、1976年)
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