「篆書体」の版間の差分

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この他にも[[後漢|漢]]代末から[[六朝時代]]にかけ、小篆の装飾性を利用して大量生産された装飾書体が存在する。
 
六朝時代、[[斉 (南朝)|斉]]の[[蕭子良]]がまとめた『古今篆隷文体』には40種類余りの装飾書体が伝えられており、小篆からの派生であると思われるものがいくつか見られる。その中の「懸針篆」と呼ばれる画の先を鋭く尖らせた書体は、『[[説文解字]]』の初期の写本「説文解字木部残巻」や[[空海]]による日本最古の字書『篆隷万象名義』にも使用されている。
 
同じく六朝時代の[[梁 (南朝)|梁]]には「百二十体書」と称して120種類もの装飾書体があったと伝えられており(書蹟が現存しないため詳細不明)、唐代には篆書を得意とした僧・夢英により「十八体書」と呼ばれる18種類の装飾書体が伝えられている。