「トヨタ・ランドクルーザー」の版間の差分

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'''[[トヨタ・ランドクルーザープラド|ランドクルーザープラド]]'''は、[[トヨタ・タコマ|タコマ]] / [[トヨタ・ハイラックスサーフ|ハイラックスサーフ]]と[[シャシ (自動車)|シャーシ]]やエンジン、ドライブトレインの多くを共有するモデルで、2ドアのショートと4ドアのロングのバリエーションを持ち、[[V型6気筒|V6]][[ガソリンエンジン]]と[[直列4気筒|直4]]のガソリン、[[ディーゼルエンジン]]を積む。ランクルワゴンの伝統に則り、[[乗用車]]なみの装備を持つワゴンと業務用途の簡素な[[ライトバン|バン]]をラインナップしている。[[ヨーロッパ|欧州]]や[[アフリカ]]での名称には「プラド」は使われず、'''ランドクルーザー'''のみである。[[北米]]地域では、[[レクサス]]ブランドにおいて[[レクサス・GX|GX470]]として販売されている。
 
100系のランドクルーザーシグナスは、日本国外のレクサスブランドで[[レクサス・LX|LX470]]として販売されていたものを日本国内販売したものであったが、国内へのレクサスブランド導入に伴い、200系では廃止された。しかし、日本国内のレクサスブランドにおけるLXの投入は実施されていない。
 
== 前史 ==
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* この20系より各国に見本車を送り、本格的に輸出を開始した。<br/>特に北米では、市場に適合せず、評判の優れなかったクラウンに代わり、米国トヨタの経営を支えた。
 
* モデル末期の[[1959年]]、輸出の好調を受けランクル初の本格ステーションワゴンが追加されることになった。<br/>ホイールベースはさらに延長され2650mmとなり、4ドアボディを与えられ、エンジンはF型とされた。<br/>形式は、20番台はすでに全て使い切られていたため、30番台でロングホールベースを表すFJ35Vとされた。<br/>40系へのモデルチェンジまで一年を切ったこの時期に投入されたFJ35Vは、実質的には40系のFJ45V(初代)の前倒し生産といえるもので、日本国外の旺盛な需要の前に、逼迫した当時の状況が現れている。
 
=== 40系(1960年-1984年) ===
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** ショートのハードトップとバックドアを設計変更。屋根を鋼板プレスから[[繊維強化プラスチック|FRP]]のモールド品に変更。クォーターウインドウ、バックドアウインドウを拡大、リアコーナーウインドウを新設、後方視界の改善を図った。
 
* [[1973年]]、日本国外向けのロングホイールベースモデル(2950mm 2代目45シリーズ)に直6 3.6L 3576c OHV 90HPの[[トヨタ・H型エンジン|'''H型'''ディーゼルエンジン]]搭載の'''HJ45'''を追加。ランクル史上初のディーゼルエンジンとなる。
 
[[ファイル:TBJ40.JPG|thumb|220px|right|欧州向けディーゼルモデル<br/>BJ40LV-K(ダッチドア)<br/>または-KC([[観音開き]])]]
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* [[1982年]]2月最後の限定車となる「ザ・マイティーII」が登場(国内)。「マイティーBJ」と同様のカラー、トリムであったが、パワーステアリングとタコメーターを装備し、「LX」同様の装備となる。
 
* [[1982年]]日本国内は排ガス対策でエンジンが2B型から3400ccの'''3B型'''へ変更され、同時に噴射ポンプがボッシュA型(列型)からボッシュVE型(分配型)へ変更となる。ショートとミドルの日本国外向けも含めた3B型エンジン搭載車の型式は'''BJ42'''と'''BJ46'''(B型搭載の日本国外向けBJ40 / 43と3B型搭載の日本国外向けロングのBJ45は変更なし)。
 
* [[1984年]]10月'''70系'''へモデルチェンジ。国内での生産を終了。
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北米以外の仕向け地についても、トヨタは'''55型'''にディーゼルエンジンを最後まで与えなかった。その点にこのモデルのポジショニングが良く表れている。<br/>より実用的なモデルが必要な仕向け地には、'''H型'''ディーゼルエンジン搭載の'''HJ45'''(1967年~1980年 '''二代目FJ45'''と同じ、ホイールベース2950mmで2ドアのモデル)の各タイプが用意され、それを補っていた。
 
当初の予定どおり、生産台数のほとんどが[[北米]]をはじめとする日本国外へ輸出された。<br/>国内では業務用として多くの納入実績を誇ったが、高価であったこと、小型車枠を超えていたこと、ディーゼルエンジンが無かったことがネックであったと言われ、個人向けの販売は振るわなかった。
* '''まぼろしの50「系」'''
'''50「系」'''の開発計画は当初、ショートホイールベースの2ドアハードトップとロングホイールベースの4ドアステーション・ワゴンの二本立てであり、その時点では名実ともに'''50「系」'''であった。<br/>2ドアモデルは1/10クレイモデルによるスタイリング検討まで行われており、このモデルが生産されていれば、'''FJ50型'''を名乗るはずであった。しかし、北米での販売が好調であった'''FJ40'''とのバッティングの可能性、販売価格、[[アラコ|荒川車体]]の生産能力などを考慮した結果、2ドアモデルの計画は中止されることになった。<br/>現在50番台の'''55'''、'''56型'''が'''50「系」'''ではなく、'''「型」'''と呼ばれる理由はここにある。
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* [[1981年]]10月
** 日本国外のみであった上下開き式バックドア(型式記号 M、カタログ特徴記号 VLS)を国内にも設定。
** パワーステアリングを国内にも設定。
** ソフトライドスプリングを国内にも採用。
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* またWAGONが新たに設定され、かつては日本国内専用であったセミロングホイールベースが再びカタログモデルとなった。
 
なお以降の説明は日本国内向けを中心として行うが、一部日本国外向けの記述も時系列上載せている。
 
* ホイールベース
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** ミドル 2600mm(73,74)
** セミロング 2730mm(77,76)
** ロング 2980mm(75,78 日本国外向けおよび日本国内消防用シャーシ)
** スーパーロング 3180mm(79 日本国外向けおよび日本国内消防用シャーシ)
※78、79はライト系(プラド)セミロングと型式重複している。
 
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** ガソリンエンジン
*** [[トヨタ・F型エンジン|3F]] ([[直列6気筒]] [[OHV]] 3955cc 1984年-1989年 国内では消防用シャーシのみ)
*** [[トヨタ・FZエンジン|1FZ]] (直列6気筒 DOHC 4477cc 1990年-2006年 日本国外向けのみ)
 
** ディーゼルエンジン
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*** [[トヨタ・PZエンジン|1PZ]] ([[直列5気筒]] OHC 過流室式 3470cc 1990年-1994年)
*** [[トヨタ・HZエンジン|1HZ]] (直列6気筒 OHC 過流室式 4164cc 1990年-2006年)
*** [[トヨタ・HDエンジン|1HD-FTE]] (直列6気筒 OHC 直噴式 過給器付き 4164cc 200?年-2006年)日本国外向け
*** [[トヨタ・VDエンジン|1VD-FTV]] ([[V型8気筒]] DOHC 直噴式 インタークーラーターボ 4461cc 2007年-)日本国外向け
 
* ボディー