「暗黒小説」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Fromm (会話 | 投稿記録)
Fromm (会話) による ID:30322666 の版を取り消し
Fromm (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
1行目:
{{独自研究}}
{{出典の明記}}
{{正確性}}
{{文学}}
'''暗黒小説'''(あんこくしょうせつ)は、[[小説]]におけるひとつの形式のこと。
 
== 概要 ==
{{要出典範囲|「暗黒小説」は[[フランス語]]の「ロマン・ノワール([[w:fr:roman noir|roman noir]])」の訳語で、第二次世界大戦後、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[ハードボイルド]]小説の影響下で書かれたフランス産のミステリー小説を指す。|2010年2月2日 (火) 13:44 (UTC)}}[[ダシール・ハメット|ハメット]]や[[レイモンド・チャンドラー|チャンドラー]]の[[私立探偵]]物と違い、[[犯罪者]]を主人公に据えた作品が多いのが特徴。代表的な作家として、[[ギャング]]出身の[[ジョゼ・ジョヴァンニ]]、極左志向の[[ジャン=パトリック・マンシェット]]などが挙げられる。
 
この「ロマン・ノワール」という通称は逆輸入の形で本国アメリカでも定着し、[[ジェイムズ・エルロイ]]や旧世代作家の[[ジム・トンプスン]]の作品もそう呼ばれるようになった。
 
日本では[[大藪春彦]]や[[梁石日]]らが先駆けとなり、[[藤田宜永]]などの[[冒険小説]]作家が執筆した。また[[1990年]]代からは[[馳星周]]、[[東野圭吾]]、[[逢坂剛]]などの作家が執筆しているが、まだ暗黒小説に興味を持つ作家は少ないようである。
 
大藪春彦、馳星周、逢坂剛などのハードボイルド要素を加え、激しい暴力を描いたものや、梁石日など自叙伝的なもの、東野圭吾の現代[[ミステリー]]風なものと幅広い。