削除された内容 追加された内容
Loveless (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: et:Öeldis
編集の要約なし
1行目:
{{Otheruses|言語学の述語|論理学の述語|一階述語論理|'''術'''語|学術用語}}
 
'''述語'''(じゅつご)とは、[[文]]の[[構成素 (言語学)|構成素]]において[[文の成分]]の1つ。文や[[節]]の中心をになう成分のこと。担い、他の[[名詞句]]に関する何かを表わす部分である。
 
述語が1つである文のことを'''[[単文]]'''(たんぶん)といい、述語が2以上存在する文を'''[[複文]]'''(ふくぶん)という。複文においてそれぞれの述語を中心としたまとまりが節である。
17行目:
== 形式論理学と文法 ==
そもそも述語とは、形式論理学における命題<AはBである>のB(Aについて語る事柄)にあたるものを、アリストテレスがギリシア語でκατεγορωυμενον ''katēgoroumenon''と表現したことにさかのぼるという。これが、その後ラテン語でpraedictumと表現され、論理学および文法の用語として次第に定着、今日のヨーロッパ諸言語でも継承され(たとえば英語predicate)、また他の言語でも用いられる様になり、日本でも述語と訳してきたものである(形式論理学では賓辞とも、文法では述部とも訳す)。特定の言語を超えてただ<AはBである>という形の命題だけを扱う形式論理学では、述語を上のように約束すればよいにしても、各言語のさまざまの文型を対象とする文法においては、果たして文法上の述語とは何かを改めて問う必要がある。だが、その文法上の述語とされてきたものは、実は論理学をいさかれて純粋に今日の言語学(文法理論)の観点から吟味しなおしてみても、確かに妥当な(そう認められるだけの根拠を持つ)ものの様である。ヨーロッパ諸言語が、文法上、際立った文成分を主語と呼んで他の文成分と別格に扱い、一般に、残りを述語と呼んで文を二分してきたのは、確かに自然なことであると<ruby><rb>首肯</rb><rp>(</rp><rt>しゅこう</rt><rp>)</rp></ruby>される。
 
== 関連項目 ==
*[[文法]]
*[[文の成分]]
*[[論理学]]
 
[[Category:文法|しゆつこ]]