「ディンゴ偵察車」の版間の差分

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== 経歴 ==
オーストラリアでは第二次世界大戦への準備が整っておらず、軽偵察車輛に関してはほぼ保有していなかった。オーストラリアは、それらを従来の供給源である[[イギリス]]から購入することもできなかった。工業生産力は[[ヨーロッパ]]のもっと緊急な需要へ振り向けられていたのである。そこでオーストラリアでは時刻自国での設計と生産が試みられ、[[装甲車]]と偵察車もまた例外ではなかった。
 
ディンゴ偵察車は民間用のフォード30-cwt、ホイールベース134.5インチの車体を切り詰めて110インチとし、マーモン・ハリントン社製の全輪駆動キットを装着して、この車輛を四駆化したものである。本車はフォードV型8気筒エンジンを搭載し、85から95馬力の出力で駆動した。この上にABP-3(オーストラリア型防弾鋼板3式)でできた装甲車体を装着した。作業はビクトリアン鉄道会社である。量産は1942年前半に開始された。